劇場公開日 2007年10月6日

「いやぁ、グロいグロいww」パンズ・ラビリンス johnny5814さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5いやぁ、グロいグロいww

2007年10月25日

泣ける

怖い

萌える

みなさん、見に行こうか迷っているのなら迷わず見てください。決して損は致しません。

  言うなれば女の子が現実に現実逃避する話なんですけど、いやぁ悲しい悲しい。今年一番胸が詰まるハッピーエンドです。

  この映画の特出しているところは美術(CG含む。CafeFXという会社)と脚本です。撮影もね。美術は誰のセンスか知らないけれど、「あぁ、私の頭の中のファンタジーを形にしてくれたのね。」というまさにイメージ通りの美しさ。それでいてクリーチャーや妖精はグロいグロい(笑) 相反するものだけど、混ざり合ってちょうどいい。実際地下の王国があったらこんな感じなんだろうな。 脚本も最高。スペイン内戦と過酷な現実のもとで、少女の不思議な体験がうまく調合されている。なおかつ伏線もきれいに張られているし。たとえば、現実世界で食事抜きの夜の次の日に「目の前にご馳走があるけど食うなよ。」という指令を出す地下の王国の使者、パン。お前、ドSだろう。

  本当に面白い映画。見てください。
メルセデス(ベンツじゃないよ)はいい女。

johnny5814