「島原に強烈なリーダーが必要です」まぼろしの邪馬台国 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
島原に強烈なリーダーが必要です
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映画「まぼろしの邪馬台国」(堤幸彦監督)から。
竹中直人扮する主人公、島原鉄道の社長、宮崎康平。
「島原の子守唄」の詩作者でも知られる、全盲の郷土史研究家は、
今では、すぐに解任されてしまいそうなワンマン社長。
俺が右向けって言ったら右向け、みたいなタイプ。
でも、なぜか私には新鮮に映った。
今では見ることができない光景だったからかもしれない。
そんな彼のワンマンぶりを、リーダーとして考えて、
彼を支える銀行の頭取役・江守徹さんの台詞が光った。
「島原に強烈なリーダーが必要です」
地方の発展は、もちろん産業基盤となる会社の業績もあるが、
東国原宮崎県知事を筆頭に、強烈なリーダーの影響が強い。
地方の人にとって、ワンマンとも取れる強烈な個性の持ち主と
それをしっかり支えるブレーンの出現が望まれる。
まずは、リーダーの掛け声に合わせ、
みんなひとつになって頑張ってみることが大切だと思う。
型破りな行動と実行力が、地域の人をひき付けたに違いない。
自分の地域が一番だと心から思い込むリーダーがいい。
「あいつら島原の人間じゃなか。関東の田舎もんじゃい」
こう言える主人公は、やっぱり魅力的であった。
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