「音楽が主役の素朴でつつましい佳編」ONCE ダブリンの街角で sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽が主役の素朴でつつましい佳編
初公開時見逃していて今回初見。
多くを語らず、音楽と画像だけで説明される展開がよい。主役の二人は名前すら出ない。
楽曲はどれも名品。特に楽器屋で二人が初めて音を合わせる曲「フォーリング・スローリー」ーはじめは慎重に、徐々に波長が合ってくる、そして電池を買いに行く間に彼女が作詞しちゃう曲ー哀切で日本人好み。
主役のグレン・ハンサードはアラン・パーカーの91年作「ザ・コミットメンツ」のバンドメンバーの一人だったのね。当時20歳だった彼自身、音楽を突き詰めてアカデミー賞受賞にまで成長したということかな。
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