自虐の詩のレビュー・感想・評価
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自虐?
実は暴力夫じゃないんです。
オススメ映画がまた増えました。
ちょっと感動
キャスティングがはまってる
笑いと泣きの要素の配分が絶妙だと思いましたが、後半の過去話が冗長で、あそこで少しダレました。必要な話ではありますが、後半にまとめすぎでは? もう少し全体にバラしたほうがよかった気がします。アジャ・コングの夫は…予想外です(笑)
すっかり薄幸が板についた中田美紀(もともとゴージャスな雰囲気じゃないですけど)、パンチパーマ&変なロンゲが妙に似合ってる阿部寛ほか、遠藤憲一、西田敏行ら脇も冴えててキャスティングははまってましたね。
笑って泣ける、完成度高いプロのお仕事
「トリック」で御馴染みの堤ワールドと四コマ漫画の相性がこれほど良いとは。思えば、堤ワールドは矢継ぎ早に繰り出されるギャグの積み重ねで形成され、4コマ漫画の形態によく似ている。原作から厳選された笑いのネタと、堤独特の現場のノリが絶妙に絡み合い、爆笑必至の良質コメディに仕上がっている。
後半からラストにかけて、今度は観客を泣かせにかかる。主人公の幸江が幼馴染の熊本さんとの想い出を回想し始める段になって、映画はヤクザな夫イサオとのエピソードを集めたこれまでの一本筋から枝分かれを始める。突然の脱線にしばし不安を覚えるものの、これがラストに見事な着地を見せる。演技素人のアジャ・コングが見せる笑顔に泣かされるとは予想もしなかった。堤ワールド、恐るべし。
幸江とイサオの馴れ初めを描く一連のシークエンスがやや冗長で凡百なのが惜しい。イサオがヤクザな生活に身を落とすまでの過程を省略したことも、感情移入の障害になっている。とはいえ、一流の役者たちによる名演(中谷、阿部の怪演、遠憲、西田、カルーセルらの好サポート)と、経験に裏打ちされた堤の絶妙な画作りはまさにプロの仕事。見て損のない一本だ。
本ビジュアルチラシに異議あり!!!!
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