自虐の詩のレビュー・感想・評価
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自虐?
冗長なドラマが退屈で,
中盤までは面白さを感じられない。
ところが,事故のあとの急展開は,
感情豊かな演出が冴え,画面に入り込めた。
台詞過多な言葉がもったいないけれど,
幸せは常に存在していると語りかける幸江のメッセージに共感。
ただ,笑える箇所が少なく,
人情の街,大阪の舞台背景が活きていない点は残念。
もっとコテコテの方が,
あったかさ溢れる人情喜劇として盛り上がったかも。
▲ エンドクレジットの後に幸せが待っているので,
最後の最後まで席を立たないように!
実は暴力夫じゃないんです。
同行した友人が「テレビCMとかで阿部ちゃんが怖い顔でちゃぶ台ひっくり返すシーンばかり見てたからDVダンナの不幸話かと思ってた…」と言ってましたが違うんです。
短気で超寡黙な夫だけど、妻・幸恵の事はとても愛していて、決して手を上げません(阿部ちゃん暴れん坊だったので、私がその事に気付いたのは見終った後ですが)。
幸恵は子供の頃から不運の連続ですが、そんなときに誰かがちょっと優しくしてくれる…だからそんなに不幸ではない様にも見えました。
前半は笑って、最後に感動の涙を流して「不幸も幸せも、ちょっとした想いの変化で変るものよね~♪」なんて納得しまして、すがすがしい気持ちになりました。
オススメ映画がまた増えました。
舞台は大阪飛田なんだけど、大阪人が嫌味なく描かれているところもすごい。
カルーセル麻紀みたいなオバちゃんもいそうだし、遠藤憲一みたいなラーメン屋のオヤジもいるよ、きっと。
エンドロールが終わる頃の中谷美紀のセリフ、ジーンと来ます。
ちょっと感動
物語は坦々と進み、感情に変化をもたらしてくれない。
と思いながら観ていたら、ラストで涙出ました。
最後はあったかい気持ちになれます。
でも個人的には嫌われ松子のほうが好きです。
これは松子に比べると生ぬるい気がしました。
キャスティングがはまってる
笑いと泣きの要素の配分が絶妙だと思いましたが、後半の過去話が冗長で、あそこで少しダレました。必要な話ではありますが、後半にまとめすぎでは? もう少し全体にバラしたほうがよかった気がします。アジャ・コングの夫は…予想外です(笑)
すっかり薄幸が板についた中田美紀(もともとゴージャスな雰囲気じゃないですけど)、パンチパーマ&変なロンゲが妙に似合ってる阿部寛ほか、遠藤憲一、西田敏行ら脇も冴えててキャスティングははまってましたね。
笑って泣ける、完成度高いプロのお仕事
「トリック」で御馴染みの堤ワールドと四コマ漫画の相性がこれほど良いとは。思えば、堤ワールドは矢継ぎ早に繰り出されるギャグの積み重ねで形成され、4コマ漫画の形態によく似ている。原作から厳選された笑いのネタと、堤独特の現場のノリが絶妙に絡み合い、爆笑必至の良質コメディに仕上がっている。
後半からラストにかけて、今度は観客を泣かせにかかる。主人公の幸江が幼馴染の熊本さんとの想い出を回想し始める段になって、映画はヤクザな夫イサオとのエピソードを集めたこれまでの一本筋から枝分かれを始める。突然の脱線にしばし不安を覚えるものの、これがラストに見事な着地を見せる。演技素人のアジャ・コングが見せる笑顔に泣かされるとは予想もしなかった。堤ワールド、恐るべし。
幸江とイサオの馴れ初めを描く一連のシークエンスがやや冗長で凡百なのが惜しい。イサオがヤクザな生活に身を落とすまでの過程を省略したことも、感情移入の障害になっている。とはいえ、一流の役者たちによる名演(中谷、阿部の怪演、遠憲、西田、カルーセルらの好サポート)と、経験に裏打ちされた堤の絶妙な画作りはまさにプロの仕事。見て損のない一本だ。
本ビジュアルチラシに異議あり!!!!
日本一泣ける四コマ漫画の実写化。
観終わった後の感想。
『なんだ、この映画は!!!』
チラシ、ポスターのビジュアルを見ただけでは伝わってこない、良さがある!!!
阿部寛、中谷美紀が最高に良い。
ベストキャスティングだと思います。
私は1800円払える映画です。
ただ、チラシの裏にある人物相関図みたいなのは異議ありです。
観ていただいた方はわかるはず…。
ALWAYSも始まるし、今年の邦画も熱いですね★
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