「ずうっと思い合える人」自虐の詩 Takehiroさんの映画レビュー(感想・評価)
ずうっと思い合える人
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テレビ東京で放映した。貧乏だったり親の離婚だったり、周囲がいじめたり、ぐれてしまったり、そんな中でも味方が現れたりする。
片方が弱い時に片方が強かったり、そのお返しのような時が来たりする。映画の始めはどうなってしまうんだという破壊的な内容だったのに、続けて見ていくと粗暴なだけでは無かった交流もあったりする。もしかしたらどこまで悪くなっても諦めないでいてくれるだろうかという期待から無意識ながら相手に迷惑かけてしまうのかも知れない。主人公の父親が銀行強盗で逮捕されてしまった後に、手のひらを返すように逃げてしまう同級生たちの中で、一度裏切った同じ貧乏で蔑まれていた熊本さんだけが待っていてくれていた。だけど一度裏切っただろうと20発近くも主人公を殴る。殴った後で、もう気は済んだけどあなたはどうなの?されているままなのと言われて、主人公はやり返すが、それが極端ではあったが・・・。主人公のもう一人の因縁の相手は、街中もどつきまわしてしまっているが、主人公の命が危うくなると素顔を垣間見せる。世知辛い世の中で、主人公の因縁の男がぐれているのも、正義感の裏返しでぐれてしまっているのかも知れない。5円玉が小細工として大きな印象を与える。こういう話が出来るというのは、人生捨てたものではないという事でもある。大変だけど。
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