ストレンヂア 無皇刃譚のレビュー・感想・評価
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荒野の1ドル銀貨だぜ!
殺陣のアニメーションを見つけた。
『袈裟を切り落とす』仏に使える僧侶の心。それを切り落とすのは、僧侶の心を切り落とす事。
『我らの皇帝と違い、この国の王とは倒木の地位に過ぎない』
『もののふの予感』
もののふとは『武士』の事。
『痛みがある方が生きている気がする』
『切られたのは初めてだが、なんか妙や気がさる』そして、誰もいなくなった。
この国の者はひとりもいない。
やっぱり、声優が残念。。
殺陣アクションがカッコいい作品でした。
前半は、殺陣シーンがあまりなかったので、どちらかというと、ストーリー上の謎がメインで進みます。
・領主は明国の人を呼び寄せて、何を作っているのか?
・明国の人が日本に来た目的は?
・仔太郎が狙われる理由は?
そして、最後の砦シーン。殺陣アクションの大きな見せ場は正直ここだけでしたが、見ごたえ十分でした!主要なメンバーすらも本当にあっさりと命を落としていく展開に、もったいないと思いつつも、いくさ場とはこういうものかと感じました。そして、最後の名無しvs羅狼、長尺の真剣勝負が堪能できて満足でした。
ストーリーにはほとんどひねりがなかったので、本当に殺陣アクションを楽しむ作品でした。
しかし、キャラクターボイスが残念。。 長瀬さんは、長瀬さんにしか聞こえないし。笑い声の白々しさはちょっと笑ってしましました。そして、知念さんは単純にうまくない。。なんでこんなにジャニーズゴリ押しの作品になっちゃったんでしょうか。。ちょっともったいない。。
描写
シンプル&ストイックなアニメ映画で面白かった。なにより戦闘描写が一品。
速すぎて目で追えない、派手で壮大で音が大きくて目が眩むような描写ではなく、しっかりと戦闘が描かれていて良かった。
キャラの掘り下げも殆どないけど、それがこの侘しいけど爽やかな空気の演出に一役買っていると思う。ラストの馬で駆けるシーン、血が点々と落ちている地面を馬の速さで見せてくれるのも、作品のそっけない雰囲気が一貫してて私は好きだ。
今でもたまに見たくなるアニメ映画だ。
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