「『3時10分、決断のとき』」3時10分、決断のとき リッキー Rickieさんの映画レビュー(感想・評価)
『3時10分、決断のとき』
二人の男が背負ってきたものが交錯するとき。
それに命を賭けてやり遂げる男と、それに応え最期まで付き合う男の熱い魂と魂のぶつかり合い。
檻に入ってから馬を呼ぶとこなんかもう男なら胸が熱くなる、狭客ウェスタンだねこれは。
衰退化が続く西部劇で久々のスマッシュヒットしたってのは頷ける。
脇役陣ではベン・フォスターの凄みはマッドマックスのババを彷彿とさせる不気味さがあった凄い。
ヴィネッサ・ショウがまたイイのよ序盤のあのタイミングで妖艶な華を魅せる。
新しい西部劇だと思うよ良い意味で。
ジョンウェイン時代から腹を撃たれたら大体少し語って死ぬのがお約束なのに応急手術で馬に乗ってるもんね。
今までの西部劇臭い名誉とかプライドとか誇りじゃない、誰だって弱さを晒けだして生きる瞬間がある、意地。男の意地だぜ。
うん、これは傑作です。
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