「全ての女の子へ」ひなぎく セツさんの映画レビュー(感想・評価)
全ての女の子へ
面白いとか面白くないとかそういう次元の映画じゃない。
"可愛さだけで神に反抗する存在"
嘘泣きも悪ふざけも、めちゃくちゃな行動の全てに意味なんてないの、ただ今を楽しみたいだけ、だって私たちは女の子だから。
最高にクールな思考回路でしょ。そして、それが成立しちゃうのは可愛い女の子だから。男の子じゃダメで、何の役にも立たない女の子だからこんなにキュートでポップでクレイジーになれる。
映画の最後の「踏みにじられたサラダだけを可哀相と思わない人に捧げる」は実は誤訳で、直訳は「踏みにじられたサラダだけを可哀相だと思う人に捧げる」らしい。
意味は"この映画を観て「料理がもったいない」としか思えない人達(サラダしか可哀相だと思わない人達)は可哀相だと言いたかった。ものすごい皮肉。"
最高かよ。
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