プラネット・テラー in グラインドハウスのレビュー・感想・評価
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【グロテスク&エロティック&血塗れバイオレンスゾンビ映画。ジョシュ・ブローリンもブルース・ウィルスも感染して、大変な事になってます。ロバート・ロドリゲス&タランティーノはこういう映画好きなんだなあ。】
■テキサスの田舎町。
米軍の生物兵器実験により謎のウイルスが飛散し、感染した人々は凶暴なゾンビと化す。
ゴーゴーダンサーのチェリー(ローズ・マッゴーワン)は片脚をゾンビに食いちぎられてしまうが、失った脚にマシンガンを装着し、愛するレイ(フレディ・ロドリゲス)ビキニ&ミニスカ姿で地球のために立ち上がる。
◆感想
・何と言いましょうか、出演役者、監督、製作者たちがガハガハ笑いながら作っているとしか思えない作品である。
・タランティーノ監督なんか、兵士役で出演し、チェリーに迫る時の嬉しそうな顔ったら・・。
・ブロック医師を演じたジョシュ・ブローリンも、アフガンでヴィン・ラディンを殺したと宣うマルドゥーンを演じたブルース・ウィリスも、感染して大変な事になっています。
■チェリーが足に装着したマシンガンを連射し、ゾンビたちを斃す姿は痛快で、もう何が何だか分かりません。
<ロバート・ロドリゲス監督が手掛けたSFアクションホラー。今作がお好きな方は、タランティーノ監督の「デス・プルーフ」今作の冒頭フェイクで出て来てその後実際に映画になった「マチェーテ」もお勧めです・・。>
超ド迫力のゾンビアクション!
「デス・プルーフ」に続いての鑑賞。やっぱりこの2本は「グラインドハウス」としてセットで見たくなる。
「グラインドハウス」では、こっちが先なんだけど、好きなものは後回しにしたいタイプなので、今回は逆で鑑賞してみました。
しっかりと魅せられて、スッキリした気分でのエンディング、最高です。
さて、本作ですがブルース・ウィリスの登場で驚きます。B級作品を模倣しながら一級の人気俳優を使うところがまた良いですな。しっかり悪役で魅せてくれます。
そして、片脚マシンガール。後半のちょっとしか出てきませんがインパクト大です。
彼女の肢体がホンッと美しい。魅力爆発の女優さんです。
彼氏もまたカッコいいです。伝説の人みたいなんだけど、要所要所で颯爽と活躍してくれます。
ホラー全盛だった当時を彷彿させる人体破壊描写がすさまじい。そうだよ、この頃はこれで良かったんだよ。
低予算ゆえに派手な映像(エロとグロ)で見せつける、タランティーノとロドリゲスが求めた映画がここにあるって感じですか。
いや~、楽しませてもらいました。
馬鹿臭いの極地
ゾンビ映画として観てもここまで馬鹿に振り切れた映画は見事としか言いようがありませんでした。話し自体は結構な悲壮感満載なのに、映像もかなりのスプラッタなんですけど常に笑いっぱなしでした。
くらいの感想しかありません。ごちゃごちゃ言う前に観て欲しいです。観なきゃ分からないです。何も残らないほどにスカッとしますw
失敗した
この映画みたあと立川のもつ鍋屋(元ベイスターズの中野渡投手の店)いこうかと考えてたんだけどさすがにコレ観たあとモツ喰う気にはなれませんでした。
監督これがやりたかっただけだろという終盤は下らなくて面白かった。
斬新なアイデアとギミックが沢山詰まったエンタメ・ゾンビムービー。片...
斬新なアイデアとギミックが沢山詰まったエンタメ・ゾンビムービー。片足のド派手なガンアクションが非常に良い、もっと見せ場があってもよかった。片腕マシンガールとどっちが先か?とかどうでもいい。カッコ良さ重視。まさにB級だしそれを狙ってやってる。ハチャメチャなアクションが最高な作品。
俺を撃つなよ 互いに撃ち合うな そして何より、俺を撃つな
タランティーノ監督のデスプルーフと二本立てで上映されたロバート・ロドリゲス監督のゾンビアクション。
そんなわけで開始前にマチェーテの予告入り。
初めてヒロインの片足マシンガンを見た時(まだ全然映画にハマってなかった頃)はすごいB級そうだなーと少し避けていた。
でも、今ならわかる。
って事でまずはこちらから。
やっぱりロバート・ロドリゲス監督好きだな。
このめちゃくちゃを全部ぶっ込んでくる感じ。
カッコよくてダサくて可愛くてグロくてセクシーで汚くて気持ち悪くて爽快でしょーもなくて面白くて不謹慎で楽しい。
こんな映画ある?
少しずつ関わっている街の人々(登場人物たち)がゾンビパニックの中ハチャメチャしていく話。
初手でキ◯タマ集めてるとこでキ◯タマ掴まれた。
ストリッパーじゃなくてゴーゴーダンサーね。
ゾンビ映画あるあるを踏襲してるかのように見せかけて、ゾンビたち結構普通にすぐ死ぬし、銃を使える知性があるとかルール壊しまくり。
もはやゾンビではない。
フラグはしっかり回収していく上、徹底してB級テイストは守られている。
わざと落とした画質とフィルムっぽい粗さ。
そして1番好きなのが、途中の一巻紛失。
あのタイミングで切れるのもセンスありまくりだし、実際かなり話が飛んでいてなかなか斬新。
気づいたら燃えててみんな集結してて笑笑
ナイフ捌きも銃捌きもクソカッコいいレイ先輩。
片足マシンガンで豪快にやってくれるチェリー・ダーリン。
ゾンビたちぶっ飛ばす姿はみんなカッコいい。
ただ、垣間見える絶妙なダサさも魅力的。
ゾンビはゾンビで太刀打ちできないと逃げ出すとか可愛すぎるし、ビジュアルも良き(やっぱ本当にゾンビか?)。
ブルース・ウィリス⁉︎ タラちゃんも…
人体損壊、人命軽視苦手な方にはオススメしない。
まあ、たまには観てもいいでしょ。こういう倫理観ゼロみたいなのも。
最後に一言、タランチュラとカメとサソリをあんなに狭い箱に入れたら、ラストのようなことにはなりません。
地獄絵図です。
本日のベストパワーワード:歯なし仲間だね。
R.ロドリゲス監督の世界が病みつきになる
印象としては、多くの人は恐らく"暗い、汚い、残虐、血、機関銃"の様な感想を抱いた作品だと思われるが、実はこの作品はロドリゲス監督の伝説の様な作品であり、主演女優のローズマッゴーワンの公私共に奇異なキャラクターが最高に現れている作品でもある。監督もキャストもストーリーどれもが貴重な存在であり、哲学的とも言える内容は、シュールレアリズムな世界観を醸し出している。よって端モノ好きの映画ファンには最高の作品であると言えるだろう。イチオシ(^^;;
何とも愛くるしい作品
少し前に「デス・プルーフ」を見たもので、こちらも久々に見たくなっちゃいました。二作品とも見れるプライムって素晴らしい。
まぁ最初からやりたい放題です。
本編と関係ない例のマチェーテの予告が微妙に長い。でもそれが良い。
まさかここから本当に劇場作品になるとは…この時は思ってもみなかったです。
本作は平たくいえばB級ゾンビなのですが、正確にはゾンビとはちと違う設定。
ロドリゲスの頭の中をそのまま面白おかしく映像化したような感じなので、見る側も深いこと考えずに見ると良いです。
B級ど真ん中を意識しているので、音楽や効果音、カメラワークも安っぽくて楽しいです。
一応ホラーなのでグロ描写はたくさんあるのですが、随所に散りばめられたネタやブラックジョークで不快な感じにはならないですね。人によると思いますが。
そういえばこの頃タランティーノが良く役者として出ていて、最近はあまり見かけず寂しいですね。妙に味があるだけに。
あと、これを見るといかにアメリカ人にとってBBQソースが大事なのかがわかります。
そうして迎えた後半。銃を足に装着した瞬間からロドリゲス味がグッと濃くなるというか、本気出してきた感じでワクワクしてくるんですよね。
毛色は違いますが「デスペラード」のような作りに近いと思いますよ。
まぁくだらないと言えばくだらないのですが、それでも何とも愛くるしい作品です。
くだらねぇ笑
B級映画への愛情がこもった作品。
チープで話が進むにつれ雑になり、急に飛ぶ展開。
エルレイは結局何者やねん笑?
ただ、出演者はちょっと豪華じゃないかな?
タランティーノのデスプルーフもだけど、それぞれ監督の持ち味が活かせてて良かったんじゃないすか(適当)。
マチェーテ面白そうだなぁ。
レシピ泥棒はゾンビ?
グラインドハウスのB級映画2本立てのもう1本はロバート・ロドリゲス監督。ゾンビと書いてしまったけど、正確にはゾンビじゃなく感染者“シッコ”(面倒なのでゾンビと表記)。生物化学兵器を開発した科学者が軍のブルース・ウィリス(なぜ彼が?)と取り引きしようとしていたとき、殺されそうになったので細菌をぶちまけてしまった・・・皮膚は水泡状に膨れ上がるし、最後には溶け出してしまう。人肉が喰いたいのか、人々を襲い出す・・・て、ゾンビと一緒やん!
このグロさと凶暴さ以外にも登場人物が変わり者ばかりなことも特筆すべきなのでしょうか。片脚を喰われた最強ヒロインのチェリー(ローズ・マッゴーワン)のマシンガン脚もエロカッコイイし、その恋人のレイ(フレディ・ロドリゲス)も何者なのかわからないのにカッコイイ。彼に銃を持たせたくない意固地ぷりを発揮するマイケル・ビーン保安官も、指輪をはめられなくなったトム・サヴィーニもいい。下半身が腐り落ちても襲おうとするレイプ魔1(タランティーノ)も・・・
しかし、一押しはソースにこだわるBAR_B_QのJT(ジェフ・ヘイヒー)でしょう。隠し味には汗も涙も入ってるのに、もう一つ足りないものが判明するし・・・その他には、『デスプルーフ』にも出演していた医師マーリー・シェルトンの麻酔3本セットがお気に入り。その息子(ロドリゲスの息子)がタランチュラ、サソリ、亀を可愛がってることも・・・
おおまかなプロットは典型的なゾンビスタイルなので、脚本ではタランティーノに負けるのかもしれないけど、ユニークなキャラクターやわけのわからないグロさは勝っている。balls集めがなぜ細菌兵器に必要なのか・・・解毒剤の存在も考えずに騙され続ける軍人たちとか。一番の謎はヒロインの武器がなぜ脚に?といったことなのでしょう。百鬼丸やコブラ(寺沢)やサイボーグ004よりも扱うのが難しそうです。
Special Thanks to にはやはりジョン・カーペンターの名前が・・・
【2007年9月映画館にて】
バカ映画と割り切って爆笑するのが最善か。
途中は1リール分焼けちゃったってことなのか。ちゃんとメンテしとけや。
豪華な悪ふざけを楽しめるかどうか。メタネタは好きだが。うーん、マシンガンをもうちょっと活躍させてればねえ。
ゾンビってかモンスター
適当に遊び半分にコレが俺!的なコノ監督の作風があまり好きでは無いが徹底的にグロさ炸裂な所が気持ち良い本作。
片足がライフルなヴィジュアルが良かったが劇中ではトコトコ歩いたり仕組みに説得力も無くしかも後半からだしイマイチ活かされていない感じ!?
タランティーノの「デス・プルーフ」に比べると豪華俳優を脇に固めてグラインドハウスってヨリいつものR・ロドリゲス現状維持は否めない。
いつだってグラインドハウスな映画ばかり撮ってるモンこの監督は!?
散漫な印象!!
一見面白そうですが、粗筋の「ゾンビに片脚を奪われたゴーゴーダンサーのチェリーは、失った脚にマシンガンを装着」という展開になるのはラストで、途中も「怒りのデス・ロード」のように興奮する事もなくテンポ悪く感じました。女性陣はセクシーですが、キャストも多く散漫な印象です。序盤でブローリンの顔に膿が飛んでくるシーンは良かったです。既に成功している人が狙って作っても、産廃になるだけでB級にはならないと思いました。
『プラネット・テラー in グラインドハウス』
これは「デス・プルーフ in グラインドハウス」を観た後にこっちを観ることをお勧めします。
フレディ・ロドリゲスがカッコイイ、「トゥルー・ロマンス」のクリスチャン・スレイターを彷彿させる。
ローズちゃんの臭い演技はハマる、イイ女だ。
マリー・シェルトンの手首のシーン、あの表情あの声ゾクゾクきた。
何が良かったってカスタムマシンがホンダであることを言ってるのよ。過去の映画でハヤブサやスーパーブラックバードのビッグバイクは出てきてもアメリカでアメリカンバイクの単車はハーレーしか認めない、なハリウッド映画の流れでホンダのアメリカンが出た、俺はそこに感動しました。
● 馬鹿馬鹿しさ満載 ●
愛すべきB級ホラー。
突っ込み所が満載過ぎるけど、癖になる面白さです。
途中の映像の処理がされていない、レンタル開始時の作品が無くなってしまったのが残念。
今は販売でしか手に入らないのかしら?
愛すべきB級映画の逸品?
ウソ映画の予告編からはじまるこの作品、のっけから奇妙キテレツで、出てくるゾンビたちのように、観客の頭を吹っ飛ばせてしまっている内容だ。
それなのに、最後には爽快さを感じるくらいに面白く見られたのは、次から次へと展開していく作品全体のテンポの良さ、破天荒な演出ぶりに、見ている側は呆気にとられるどころか、呆気にとられること自体を楽しんでしまわせたからだ。この作品の監督ロバート・ロドリゲスの演出は、ハチャメチャに見えて、実は、「猿の惑星」や「ワイルドバンチ」などの過去の名作を巧みに取り入れた、計算されたような上手さがあるのではと思わせて、ちょっとのめりこんでしまいそうになった。
この作品は、昔の場末の映画館にかかっていたB級プログラムピクチャーを意識して作られている。だから、面白ければそれでいい、というスタンスをあくまでも貫き通し、最近の映画によく見受けられる、「人間とは?」「社会とは?」なんていう理屈っぽさ、説教臭さが一切ない。そんな監督の囚われたところなどない潔さ(いさぎよさ)がスクリーンから伝わってくるからこそ、観客は心から楽しむことができたのだが、その潔さとは、実は今の映画界、そして映画ファンが忘れかけていたものではないかと思う。
場末の映画館がなくなりつつある今も、B級映画は作られている。が、その中に観客をわくわくさせるほど面白い作品がないのは、演出や役者にB級という照れや恥ずかしさが見られたり、物語に人間的な何かを求めようとしていて、本来の映画の面白さへと突き抜けてないからだと思う。その点、演出や役者が面白さにのみ追求しようとしたこの作品の潔さは、まさしくB級映画、というより映画が本来持っている真髄なのだ。その意味では、映画を作る側の者たちは、この作品から学ぶべきものが多いのかもしれない。
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