デス・プルーフ in グラインドハウスのレビュー・感想・評価
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カートのやられっぷりが最高!
USA版と日本版の2度鑑賞。
USA版では、ロドちゃんの『プラネット・テラー』が力入りまくりなので、タラちゃんの前半のダラダラが眠くてウトウト。でも、日本版で観た方が割りと楽しめました。前半がつまらないのはわかってたし。
2度目に女目線で観ると、タラちゃんの女の趣味が現れている気がする。前半のヤンキーガールズに対しては冷たい目線。ムチムチのお尻やお腹や足をわざと露悪な感じに撮ってる。さらに容赦の無い殺し方。若い頃にもてなかったタラちゃんの、この世代の女に対する恨みも入ってるのかな、と。だって、後半の『プッシーキャット・キルキル』ガールズたちとは、撮り方がまるで違うし。少なくとも一人はポアチエの娘なんだから、もう少しかわいく撮ってあげようよ!
そして、ダッジ・チャレンジャーの場面はロブ・ゾンビへの対抗心がミエミエ。先に『バニシング・ポイント』やられちゃって、悔しかったんだろうな、と。
私はカート・ラッセルの大ファンなので、彼が最終的に悪役に決まって嬉しい限り。『コンボイ』のクリス・クリストファーソンとは親子役をやったことがあるくらい似ているしね。個人的な楽しみ方は、ゴールディン・ホーンとかケイト・ハドソンとかカートの家族が試写会に来て、カートのやられっぷりに大爆笑している姿を想像すること。なんか、ありそうでしょ。
こんな思い付きの映画を作っておいて、ただのおたく監督で終わらせないのはタラちゃん渾身のクライマックス。こんなに女が観てスカッとするラストがある???ここ数年、なかったですよ。やるね、タラちゃん!
でも、日本版よりUSA版のがラストの編集はキレがあって良かった。USA版では、拍手が起こったけど、日本版では起こらず。私が率先して拍手したら、何人かの賛同者が…、あー、よかった!
タランティーノはやっぱり足フェチ?
意外にもレビューが少ないので遅蒔きながら感想を。
『デス・プルーフ』とは『対死仕様』という意味で車による殺人鬼のお話。端折りすぎたがこのデス・プルーフ、ご存知のとおり元は「グラインドハウス」というひとつの映画。非英語圏では早くから2話分割と言われていたが時間も2時間弱と少ない。ところが残虐シーンはそれ程多くはなくせいぜい最初の犠牲者の所ぐらい。後はギャルのおしゃべりが多くそれを楽しむ。タランティーノらしいといえばそうなのだが彼の作品中、有名俳優も少ないという点で一番こじんまりとした作品になっている。タラ好きにはいいけども、万人ウケする作品ではない。最後もボンネットに乗った女スタントマンの人のほうがすごいもんな~。しかし足の裏がこんなによく出る映画もめずらしい。やっぱり足フェチなのかな?
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