デス・プルーフ in グラインドハウスのレビュー・感想・評価
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耐死仕様って凄い言葉だよね
タランティーノ作品は何年も前に何本か観て、ダラダラ続く特に意味の無い会話がどうにも自分に合わず、もうタランティーノはいいか!と思っていたが、この映画は胸糞展開からスカッとする映画という前情報を得て興味を持ったので視聴。
前半からやっぱりとばかりに特に映画の内容に関係のない、女子の男に対する尊厳がまるで感じられない下世話なトークがダラダラ繰り返される。
どうしよう観るのもうやめようかなあと思ってる所で、さっきまで女子トークに花を咲かせていたのに、いきなりの全員惨殺の衝撃展開にビックリさせられ、そこからやっと映画には引き込まされる。
後半は今度はどんな風に殺されるのだろうかとドキドキしながら見ていると180度引っ繰り返したようなトンデモ展開が始まって、唐突さとノリノリ具合が相まってとても笑ってしまった。
思い返してみればどの登場人物も自業自得な所があるので、あんまりスカッとはしないのだが、ラストシーンも杭が打ち込まれたり、崖からダイブとかするのかなと思っていたら、まさかの終わり方でとても良かったです。
圧倒的ワースト1位
まず、この作品と自分は相性が良くなかった。このレビューで、この映画を絶賛する人のことを貶す意図はないので、悪しからず。
今までに観た映画で最もつまらなかった。特にオチがどんでん返しで痛快だと言う評判だったので最後まで観たが、リアルに「はぁ?」と声が出てしまった。「ユージュアルサスペクツ」や「メメント」、あるいは「シャッターアイランド」の様な展開があるのかな?と期待を寄せていたので、失望は大きかった。皮肉ではなく、この映画を傑作、笑えると言う人にぜひ魅力を教えてもらいたいと思ったほどである。
主要な登場人物は主人公と2つの女グループ。
●スタントマン・マイク(主人公)
職業スタントマン。変態キチガイ殺人鬼。スタント用の頑丈な車を使い殺人を企てる。気に入った女を車に乗せて殺したり、事故らせて殺すサイコパス。しかしその信念も、過去も、殺人鬼になった経緯すら何も作中では語られない。返り討ちにされそうになると超弱気、命乞い。物語冒頭では渋いオヤジっぽいクールさがあったが、終盤は見る影もないので、かっこよく表現したいのか、その逆なのか一貫性がなく、ダサすぎる。演じたカート・ラッセルがかわいそうとすら感じた。
●女達(前半組)
イケイケの4〜6人組女グループ。馴染みの店で飲んで帰る途中、主人公の車に衝突され全員殺される。冒頭から40分、彼女らのガールズトークを延々と聞かされる。しかしその内容に物語を深くするような発言や伏線は一切なし。死ぬシーンはグロ描写。
●女達(後半組)
前半の事件から14ヶ月後。アメリカの田舎でどうしても乗りたい車に試乗させて貰う女グループ。身体能力高い。試乗車でアクロバット運転を楽しんでいたところに主人公キチガイが登場。カーチェイス。やられそうになるも、逆に主人公を追い詰め、命乞いする主人公を普通に殴って殺害(半殺し?)。最後は顔面にかかと落とし。THE ENDの文字。
(……?え……なにこれ。)
物語に関係ないガールズトークを前後半、延々と聞かされ、唐突な殺人グロシーンを観せられ、ラストにダサい主人公は女達に「普通に」やっつけられる。どんでん返しはなく、ストーリー性、意外性、設定の緻密さは皆無。「その支離滅裂さ!雑さ!理不尽さがいいんだよ!」と言う人がもしいれば、映画を観る感性、映画に求めるモノが私とあまりに違う。少なくとも私はこの映画に「鬼才タランティーノ!!」と賛辞を送る気分には全くなれない。始終、悪い意味で期待を裏切られ続けた映画、0点。
ダラダラ長いが面白い
脚フェチが撮ったカーチェイス
すごく面白かった。
・カートラッセルの嗜虐性がエグいからラストでボッコボコにされてるのが最高だった。終わり方はカンフー映画と同じでそういった構造を取ったんだなぁと思った。
・車の映画の話が随所に出てきて、前にDVDで観たバニシングポイントとかの話が出てきて何か知ってる事が話題に出ると楽しいなと思った。
・カーチェイスが楽しかった。もっと長く観ていたかった。
・導入から何かよくわかんかそうな話かと思ったらカートラッセルが、ただただサイコパスで警察に追われるのかと思いきや殺そうとしたギャル?にボッコボコにされるっていうシンプルだけど、めちゃくちゃ面白く展開していって最高だった。
最上級のB級映画
ざっくりとしたあらすじを知っている状態で鑑賞しました。
タランティーノ監督の作品は今まで一つも観たことが無く、この作品を「タランティーノが好きなことが全部詰まった映画」とレビューしている方がいらっしゃったので、最初に観るタランティーノ映画に相応しいかなと思い、数ある作品群から「デス・プルーフ」を選択。
いやー、凄かった。映像演出やカースタント。そして唐突な「THE END」。最高です。爆笑しました。
この映画を一言で評するならば、「最上級のB級映画」ですね。
面白い映画を作ろうとしてチープになってしまったB級映画ではなく、B級映画を完璧に作り上げたという印象。
序盤の展開はとにかく冗長。三人組のセクシーな女たちが本編と関係ない下世話なガールズトークを展開し、酒をガブガブ飲んでハッパをプカプカ吹かしてテンションを上げて盛り上がる。
30分以上内容スカスカのガールズトークを聞かされてうんざりしているところに現れる、猟奇殺人犯スタントマン・マイク。自宅まで送るという口実でバーで出会った女性を助手席に乗せて無残に殺害し、女三人組の乗る車には正面から全速力で突っ込み大クラッシュさせ殺害します。
スタントマン・マイクに対して「女性を無残に殺して酷い奴だ!!」という感情と「これでようやくストーリーが進む。ありがとうスタントマン・マイク。」という感情を同時に抱く、なんとも不思議な気持ち。序盤はとにかく展開が遅いし無駄な雑談が多いし虐殺シーンが結構グロい。個人の感想ですが正直そこまで面白くはありません。
しかし後半からは一転、多少雑談は多いですが、カーチェイスあり・スタントありのド迫力の内容になっています。
そしてラストにでかでかと現れる「THE END」。前半に溜まったフラストレーションが全て発散されるが如く、非常に爽快なラストです。爆笑しました。
綺麗でエロいお姉ちゃん・やりすぎてチープに感じるくらいの暴力描写・中身の無い会話劇・酒とドラッグ。B級映画にはありがちな要素をたっぷりと盛り込み、好きな人にはたまらない内容となっています。ただ、人は選ぶかもしれません。
安い素材を濃い味付けでごまかした体に悪いジャンクフードのような映画です。でもそのジャンクフードを時たま無性に食べたくなるような時ありますよね。そんな感じの映画でした。
ああ、もうだれにも言えないけど正直だいすきです。いやもうタラちゃん...
爽快!痛快!豪快!\(^o^)/
強い女
「スタント」の「凄み」
なるほど、と思ってしまう。「スタント」は映画になくてはならない存在。しかし、その存在は常に陽のあたらない場所。
後半を見ればはっきりするが、「スタント」の「凄み」をちゃんと伝えたっかた、というコトなのだ思う。
「スタント」ってこんなにすごい奴らなんだ、と知らしめるための、そんな映画。この、ふざけた内容で一本作れる、そんなポジションにいられる映画監督はそういないでしょうから。
至高のガールズムービー
爆音映画祭で鑑賞。2回目。
初めての鑑賞は何年前だろう。
家で一人でDVDで見ていて、延々と続くガールズトークに嫌気が差して、いつまでこのトーン続くの?なんて考えてた。
そしたらスタントマン・マイクが急発進、急展開。
そうだ忘れてた。これ、タラちゃんの映画だ。
開いた口が塞がらなかった。。
そして2回目の今回。
記憶力の悪い私は、どんな映画か大雑把には覚えてても、話の展開は忘れてた。
家と違って前ガールズトークも、映画館だと集中できるなぁ。
あーこんなシーンもあったかもー。
なんて見てたらスタントマン・マイクが急発進、急展開。
開いた口が塞がらなかった。。
2回目なのに…。
そして第2部。最高。
そうだこれガールズムービーだった。
タラちゃんありがとう。
会話への耐久値高め
特有の会話劇の中でもかなり内容が無いよう(好きな人は凄く好きそう)。それでも会話のリズムはやはり軽快で長くても聞き続けることはできます。
二組目は初めからややスペック高めだなぁ、こりゃ一杯食わされるんじゃないかなって思ったけど案の定返り討ちにあい、腹抱えて笑いました。
全てを計画的に遂行してきたスタントマン・マイクも追い詰められ、狼狽し、結局は助けを乞う姿は滑稽で弱弱しく、自業自得なんだけど妙に愛嬌があるように見えてきちゃう。なんだか嫌いになれませんよね笑
常人には理解不能な動機を持った悪役っていつも魅力的ですよね。最後はどっちが悪者か分からないような感じではありましたが笑
いつもの無駄話に加えエロい女の子いっぱい
勇ましく猛々しいビッチども、有終の美を飾る
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