デス・プルーフ in グラインドハウスのレビュー・感想・評価
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やっぱりタランティーノは良いなぁ
プライム・ビデオ鑑賞
公開当時以来でしょうか、すっごい久しぶりに観ました。
序盤からいつものように意味があるんだか無いんだか、ダラダラとした会話だけでひたすら緩い日常。
音楽にアメ車に女たち、何というか実にタランティーノな感じです。
でもカートラッセルの笑顔だけが最初っから不穏。
その素の顔が現れてからは、その緩い空気は一点。
狂気に駆られた車は、もう生き物のような様相です。
ここからラストまでの畳み掛ける展開はもの凄いものがあるんですよ。
とにかくスピードが早く、あれよあれよとしているうちにENDがドーン!
このテンポは最高、やっぱりタランティーノは良いなぁって作品です。
THE ENDの文字が出てきた瞬間生涯ベストにインした。
狂気
こんなに笑える映画をつくれるのは、やっぱりタランティーノしかいない、、、 "クレイジー"で大爆笑を掻っ攫う、狂気の天才であります。
映画の前半は狂気というよりか、"凶気"そのもの。レディー達の会話には全く感情移入できないものの、クレイジーで思わず笑えるところもありますが、途中から展開する変態スタントマン野郎の素行は、正直観ていて苦痛でしかありません。これをずっと観ているのはキツいなーと思わされるのですが、後半からはその不快感すべてを昇華させる怒涛の展開!感情が追いつかないうちにめちゃめちゃに進んでいくから、もう笑うことしかできません。クレイジーすぎるスタントと、クレイジーすぎるラスト。映画そのものがバカやってるのはもちろん、観ている者までバカにさせるのは、もはや魔法です。
たれ流し映画(褒めてる)
ストレス発散
100分くらい女同士のくだらない会話を聞いてるだけ
のはずなのだけど、めっちゃ面白い。
会話の内容のせいなのか、
カメラワークなのか分からないけど
タランティーノのマジック、
オタク的な知識と技術を結集させた自慰行為を
みんなが楽しめた。
みたいな作品だった。
パルプフィクションの女性版かな?と思って見始めたら、
最初の女性たちのキャラ付けをじっくりして、
女同士で湖畔に行くってフリも散々してたのに、
スタントマンマイクが全てを無にするのはたまげた。
後半戦らパルプフィクション女版って感じで
期待を裏切らない展開で。
最後は気持ち良くストレスも吹っ飛んだ最高の気分に
なった。
B級映画風味だけど監督が凄かったら、
荒さもそこが面白くなり
雑さや急な展開も魅力となって
エンタテイメントしててとても良かった。
女性は強い。強い女性は美しい。
男はずっと15歳。
タランティーノ
WOWOW、吹き替えにて。
スタントマンが打たれて
『なんでこんな目に』って言ったのが衝撃!!!
こんな目に合うでしょうが~!
タランティーノなので最初から身構えて観てたけど、途中までスマートでびっくり。
相変わらずセクシー美女とサイコな男性のパターン。
自粛前は映画を鑑賞する余裕がなく、一切サイコな世界を知らなかった自分が余裕で観れる程、慣れた事が嬉しい。
タランティーノって毎回自分も出演するのね(*^^*)
この映画の良さがわかりません
「俺の席に座っていなきゃ意味がない。」
タランティーノ監督最高傑作だと思いました! 音楽も良かったですし(公開当時サントラ買っちゃった(^-^))、お馴染みの長い会話のシーンも飽きませんでした(^-^) カート・ラッセルが肩を撃たれてから情けなくなっちゃうのが面白かったです(笑) さすが見せ場だけあってカーチェイスが長くて良かった! 「耐死仕様」なんて言葉この映画で初めて知りました! ナチョスが食べたい(笑)
着メロはダリル・ハンナの口笛・・・
さりげない遊び心の『キル・ビル』。前半の最後に出てくる保安官も同じ人だったのが嬉しいところです。後半のおねえちゃん達が乗ってたムスタングも黄色地に黒のストライプ。意味のないモノトーン映像もキルビル効果を増すためだったのかもしれません。ダッジ・チャレンジャーのオーナーの下卑た笑い方だって「名前はバック・・・」のマイケル・ボーウェンに似ていたし・・・
くだらない会話のオンパレードはタランティーノ映画ではいつものことなのですが、さすがに前半では眠くなってきました。女の子たちが夜遊びするためのバー。なぜだか、次から次へと登場人物が増えてきたせいかもしれません。しかし、突然目が覚めた!こいつはデス・プルーフといってな・・・200キロでぶつかっても絶対に死なない車なんだよ・・・ふふふ・・・衝突テストでも優良をもらったんだぜ・・・スラッシャー映画・スプラッター映画に出てくる凶器が鉈とかチェーンソーから車に変わった!走る凶器とはよく言ったもんだ。
ホラー映画というよりは、カーアクション映画となった後半。やはりここでも無駄話が延々と続きますが、カーチェイスの名作『バニシング・ポイント』へのリスペクトや、他にも『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』『バニシング IN 60"』(アンジェリーナ・ジョリーのはダメだってさ)にも言及し、70年代映画における本物のカーチェイスを復活させるよ!と宣誓しているかのようでした。これがまた凄い!ボンネットの上に乗るゾーイ(ゾーイ・ベル)なんて、どうやって撮ってるんだと目を凝らしてみたりしましたけど、ゾーイ自身が『キル・ビル』のユマ・サーマンのスタントをやってた女性なんですと。もちろん本物・・・
二部構成になっていることで、「あぁ、この子たちも犠牲になってしまうのか」などと安易に想像してみたのに、予想外な展開にはビックリしてしまいます。最後には爽快感をも味わえるほど・・・やり過ぎという声を聞えてきそうですけど。
エンドロールの最後に“thanks to 誰々”と出てくるのですが、その名前が100人近くあったでしょうか・・・すごく気になるんです。ちょっと見ただけでも知ってる名前がいっぱい。ショーン・ペンの名前もあったのですが、パンフによれば、タラちゃんが彼から“デス・プルーフ”の意味を教えてもらったのだとか。あとはDVDでチェックするしかないのか・・・
【2007年9月映画館にて】
ナチョスが旨そうでたまらん
爽快感!
【どうでも良いガールズ・トーク炸裂美女軍団VS”スタントマン・マイク”の激しいカーアクション2本立て。前半:怪作 後半:快作。】
■どのような思考回路を持っているの!タラちゃん・・。前半と後半のトーンが違い過ぎるよ・・。面白いんだけれどね。
◆前半:テキサス州オースティン
どうでも良いガールズ・トークを交わしながら車を走らせる美女たちの車を、怪しい黒い車が後を追う。
サン・バイザーには、彼女たちの写真がコレクションのように挟み込まれ・・。
バーで彼女達に近づく”スタントマン・マイク”(カート・ラッセル)顔には傷が・・。怪しみながらも、”ザトウイチ”などとマイクを呼びながら、言葉を交わす美女たち・・。
タラちゃんもバーの経営者?店員?で顔を見せる。
そして、”デス・プルーフ”仕様の車にパムと言う女の子を乗せて帰るが・・。
病院で保安官が言う。”他でやってくれよ・・。”
-後味が悪い・・。ホラーか?タラちゃん・・。ー
◆後半:14か月後 テネシー州レバノン
相変わらず、どうでもよいガールズ・トークを交わす美女たち。画面はモノクロ。遠目に登場する、”スタントマン・マイク”。
ーおいおい、同じパターンか?-
けれど、画はカラーに突如切り替わり、美女たちドライブへ。うち2名、相当の車好きらしい。
”マックスカー 1970年型 440エンジン 白のダッチ・チャージャー”が売り出されている事に狂喜し、試乗しようと出かける・・。
そこへ、”スタントマン・マイク”登場。序盤、“シップ・マスト”などと言う危険な箱乗りをしているため、劣勢の美女軍団。
ー危ないよ・・。そんな車の乗車の仕方は、弊社ではお勧めしておりません・・。-
ここからの美女たちと”スタントマン・マイク”のカーチェイスが凄かった。そして、追い詰められた美女軍団の形勢逆転の一発。(ちょっとずるいけど・・)
美女軍団はマイクを追い駆け、追突に次ぐ追突で””スタントマン・マイク”は”アイム・ソーリー・・・”(情けないなあ・・)
けれど、更に肉弾戦へ。美女たちのパンチの雨あられ、そして後ろ回し蹴りが見事にヒット! エンドも顔面踵落し!
<怖いなあ・・美女軍団。
けれども、前半の重いトーンを吹き飛ばす展開に快哉した作品。>
■それにしても、何故にカート・ラッセルはあの役を引き受けたのかな?タラちゃんの映画には皆出たいんだねえ、きっと。
耐死仕様って凄い言葉だよね
タランティーノ作品は何年も前に何本か観て、ダラダラ続く特に意味の無い会話がどうにも自分に合わず、もうタランティーノはいいか!と思っていたが、この映画は胸糞展開からスカッとする映画という前情報を得て興味を持ったので視聴。
前半からやっぱりとばかりに特に映画の内容に関係のない、女子の男に対する尊厳がまるで感じられない下世話なトークがダラダラ繰り返される。
どうしよう観るのもうやめようかなあと思ってる所で、さっきまで女子トークに花を咲かせていたのに、いきなりの全員惨殺の衝撃展開にビックリさせられ、そこからやっと映画には引き込まされる。
後半は今度はどんな風に殺されるのだろうかとドキドキしながら見ていると180度引っ繰り返したようなトンデモ展開が始まって、唐突さとノリノリ具合が相まってとても笑ってしまった。
思い返してみればどの登場人物も自業自得な所があるので、あんまりスカッとはしないのだが、ラストシーンも杭が打ち込まれたり、崖からダイブとかするのかなと思っていたら、まさかの終わり方でとても良かったです。
圧倒的ワースト1位
まず、この作品と自分は相性が良くなかった。このレビューで、この映画を絶賛する人のことを貶す意図はないので、悪しからず。
今までに観た映画で最もつまらなかった。特にオチがどんでん返しで痛快だと言う評判だったので最後まで観たが、リアルに「はぁ?」と声が出てしまった。「ユージュアルサスペクツ」や「メメント」、あるいは「シャッターアイランド」の様な展開があるのかな?と期待を寄せていたので、失望は大きかった。皮肉ではなく、この映画を傑作、笑えると言う人にぜひ魅力を教えてもらいたいと思ったほどである。
主要な登場人物は主人公と2つの女グループ。
●スタントマン・マイク(主人公)
職業スタントマン。変態キチガイ殺人鬼。スタント用の頑丈な車を使い殺人を企てる。気に入った女を車に乗せて殺したり、事故らせて殺すサイコパス。しかしその信念も、過去も、殺人鬼になった経緯すら何も作中では語られない。返り討ちにされそうになると超弱気、命乞い。物語冒頭では渋いオヤジっぽいクールさがあったが、終盤は見る影もないので、かっこよく表現したいのか、その逆なのか一貫性がなく、ダサすぎる。演じたカート・ラッセルがかわいそうとすら感じた。
●女達(前半組)
イケイケの4〜6人組女グループ。馴染みの店で飲んで帰る途中、主人公の車に衝突され全員殺される。冒頭から40分、彼女らのガールズトークを延々と聞かされる。しかしその内容に物語を深くするような発言や伏線は一切なし。死ぬシーンはグロ描写。
●女達(後半組)
前半の事件から14ヶ月後。アメリカの田舎でどうしても乗りたい車に試乗させて貰う女グループ。身体能力高い。試乗車でアクロバット運転を楽しんでいたところに主人公キチガイが登場。カーチェイス。やられそうになるも、逆に主人公を追い詰め、命乞いする主人公を普通に殴って殺害(半殺し?)。最後は顔面にかかと落とし。THE ENDの文字。
(……?え……なにこれ。)
物語に関係ないガールズトークを前後半、延々と聞かされ、唐突な殺人グロシーンを観せられ、ラストにダサい主人公は女達に「普通に」やっつけられる。どんでん返しはなく、ストーリー性、意外性、設定の緻密さは皆無。「その支離滅裂さ!雑さ!理不尽さがいいんだよ!」と言う人がもしいれば、映画を観る感性、映画に求めるモノが私とあまりに違う。少なくとも私はこの映画に「鬼才タランティーノ!!」と賛辞を送る気分には全くなれない。始終、悪い意味で期待を裏切られ続けた映画、0点。
ダラダラ長いが面白い
脚フェチが撮ったカーチェイス
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