ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のレビュー・感想・評価
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【コントラスト】
「新劇場版:序」は、テレビシリーズを踏襲しているものの、ターミナルドグマに幽閉されているのが、リリスであったり、ミサトやリツコの過去に触れる場面もなく、根本的に異なる物語を模索していたことを窺い知ることが出来る。
そして再構築されたシーンが、より色鮮やかになり、物語の苛烈さと矛盾するかのような澄み渡る青空、豊かな緑、古くからあるような街並みと超近代的都市の共存が、何を示唆しているのか、さまざまな疑問が生まれてくる。
散りばめられた対比は、バランスしているようであり、でも、実は、積み木のように積み重なり、ちょっとした揺れで崩れてしまいそうな危ういイメージでもある。
実は、脆(もろ)い僕達の世界のようだ。
青い空に、赤い海。
鮮やかな緑に囲まれた電線の残るノスタルジックな街並みと、近代都市。
戦闘と生活が同居する空間。
街に人は描かれないが、教室や電車など閉ざされた場所には人が多くいる。
知恵の実と、生命の実。
戦う子供と、指示する大人。
碇シンジと、綾波レイ。
碇ゲンドウのシンジと、レイに対する異なる態度。
やまあらしのジレンマ。
傷つかずにやり過ごすことは出来ない。
実は、常に矛盾の中で生きることを強いられている僕達のことを描いているのだろうか。
あなたを守る。
綾波レイの碇シンジに向けた言葉。
命令だからなのか。
命をかけて守りたいと思うには、本当は愛が必要ではないのか。
この「新劇場版:序」では、少年や少女が大人の入り口に立った時に感じる、社会の矛盾や揺れ動く心、自分自身はどうあるべきかなど不安を表しているのではないか。
多くの疑問は、「新劇場版:破」から、明らかになっていくのだろうか。
シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| のため見直し
新作の シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 見るために見直し
TV版との多少の相違感を確認しつつ、序はほとんどいつものエヴァなのを再確認、それでも見入っちゃう
ラストのカヲル君の意味深な言葉は、Qまでの考察を知ってからは、なるほどって思いました。
あと、宇多田ヒカルはやっぱ天才 BeautifulWorld いつ聞いても新しい
続いて破見返す予定
これはまいった
タイトルや設定も新たに作られた、エヴァンゲリオンの新劇場版。
原画や動画もスライドして使っているものの、作画は全て描き直しているのはこだわりを感じます。
やはり面白い、この一言につきます。
細部にわたって物凄くクオリティが高くなっており、オリジナル要素がちょいちょい顔を出すのもくすぐられる。
TVシリーズを観た人は、鳥肌が立つような感覚を何度も味わった事でしょう。特に「序」のメインとなるヤシマ作戦は眼を見張るものがありました。
こんなに細部にも拘ってリメイクされたら、当時のファンはたまらないでしょう。
予告もグッと来る演出で、シンプルにアツくなれる作品でした。
これはまいった。
序章
ストーリーを忠実に違和感なくコンパクトにまとめた一作。
ストーリーに新鮮さはないが、エヴァってこういう世界ですよと、入り口のような作品。
古参のファンには物足りないかもしれないが、後の続編のクオリティーを考えると、まさに序章であり、続編にいいアクセントを加えるに十分な立ち位置を保っているとも思える。
エヴァシリーズの自己紹介的1作目。
シンエヴァの前に改めて鑑賞(3回目くらい?)。
序は大筋としてはアニメシリーズのヤシマ作戦までが再編集された感じなのでなじみのある層には観やすいし、ヤシマ作戦はやはりワクワクする。
しかしシンゴジラを観た後に改めて観ると根底のテーマはかなり共通してるんだなあということを感じる。
エヴァはアニメーションという媒体で、シンゴジラは実写特撮という媒体で、共通する物語を描いている。
庵野監督はブレないなあと思った。
使徒と戦え、でなければ帰れ
ただの再編集ではない。1995年にテレビアニメが放送されて以来、日本を代表するアニメとまで言われるようになったエヴァンゲリオンが本作を新たな設定・ストーリーで「リビルド(再構築)」した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ全4作の1作品目が本作。母親を幼い頃に亡くし父親には捨てられた少年が突如父に呼び出される。その再会は感動的なものではなく少年は人類を守る為にエヴァに乗ることを求められる。本作はテレビアニメを振り返るようにかつ、新要素を入れてあるので新規の方にも既にファンである方にもお勧めです。中学生のあの感情をここまで映し出し、戦闘シーンもかっこいい…宇多田ヒカルさんのエンディングも作品に合っていて最高です。2021年には4作目も公開予定で楽しみです
ガンダムよりは観れるけどっていう程度で面白くはない。 やや暗めな雰...
ガンダムよりは観れるけどっていう程度で面白くはない。
やや暗めな雰囲気は好きだけどただそれだけ。
いらないサービスシーンでうけを狙ってるのがチープ。
結局ロボット乗って戦って倒すだけ。
精神的キッズ向けアニメ映画。
初エヴァ
間も無くエヴァンゲリオンの新しい映画(なんでも、4部作のうちの最後の1作とか)が公開されるようで(イオンシネマ行く度に、予告編見せられて、行かないわけにはいかなくなった)遅ればせながらエヴァを体験しておく事にしました。
Amazonプライムで、3部がどうやら無料閲覧できるようになったらしく、まずは序を鑑賞。
なるほど、これは結構行けますな!
予備知識なしの見たので、使徒とか初号機とか始め良く意味が分からなかったのですが、途中Wikiで知識補ってみたら一気に没入感高まりました。
ただ、ガンダムやらマトリックスやら、シンゴジラなどと良く似た描写が多く、公開時期の前後を把握していませんが、お互い何か影響しあっている感じを受けました。
ストーリーの奥深さはさすがです。序の後半に出てきた意味深なセリフや、怪しい使徒の登場に、この後のストーリー展開が期待されます。
このまま破とQを見て、最終話を映画館で楽しみたいと思います
ボクだって、乗りたくて乗ってる訳じゃないのにィ…
新作公開目前のリバイバル上映で3作をイッキ観賞!
テレビシリーズは20年以上前にレンタルビデオ(VHS)で観たきり。本作は公開時に劇場で観ているが、迫力を増した映像クオリティに只々圧倒された記憶しかなかった。
以下、一気に観たので3作がゴッチャになっている可能性あり。
このシリーズは、イジケ少年の成長を青春群像や親子の確執などを織り交ぜながら見せていく…と装って、ノアの方舟的人類粛清か、マッドサイエンティストによる世界破壊か、はたまた進化のための自然淘汰か、という奇っ怪な物語へと発展していく。
その第1章が本作なのだが、基本はテレビシリーズの焼き直し。ほぼ同じレイアウトだが、全部描き直して劇場用の高品質映像に仕上げているところが凄い。
エヴァはロボットではなく人造人間だというのがポイントで、咆哮したり流血したりする。パイロットが乗り込むが、操縦するのではなく神経をシンクロさせて動かすという発明が斬新だった。
庵野秀明が「巨神兵」(風の谷のナウシカ)を発展させたアイディアだと聞くが、鉄人28号以来、子供達が抱き続けた巨大ロボットをレバーやボタンの操作で操縦できるのか、という疑問に対する一つの解答だったのではないか。
敵「使徒」は生命体だという説明があるが、個体によってはハイテク兵器のようだ。こいつらは誰の(何の)意思(本能?)によって活動しているのかが謎で、本当の敵が見えない。
そんな訳の解らない巨大怪獣たちの戦闘が、庵野秀明の軍事マニアらしい味付けで展開されるところが面白く、特に「ヤシマ作戦」の進行部分は緊迫感に満ちていて圧倒される。エヴァが狙いをつけてトリガーを弾かなければならない陽電子砲を使う必要があったのかとは思うが、別の大砲を急造することもできなかっただろう。
さて、本作を改めて観ると『2001年宇宙の旅』の影響もあるように感じた。イジケ少年がパイプベッドで目覚めるシーンは、ボーマン船長の白いベッドのシーンをイメージさせる。
自分だけかもしれないが、説明台詞が聞き取りづらい。特に赤木リツコが解説役になる場面は、トーンを抑えて喋っていて聞き取れない台詞が多い。
シンジがぶつくさ言ってるのは聞き取れなくても問題はないけれど。
なぜエヴァのパイロットは子供なのか(説明あったかも)、15年前のセカンドインパクトのその前のファーストインパクトはいつだったのか(これは説明なかっただろう)、疑問は解消されないまま謎めいた物語は進んでいく。
さぁ〜て、この次もサービス!サービスゥ!
こんな感じでしたかね…
新作がようやく公開になるので、たぶん公開当時以来の復習鑑賞。
テレビver.も最初の劇場版も全て観てます。
シンジの鬱々ウジウジぶりは覚えてたけど、改めて観たら当時よりなんかイライラする。
そりゃまぁ、まだ中学生だし、怖いだろうし、ただでさえプレッシャー半端無いのに、追い討ち掛けられるように人類の命運とか何とか更にプレッシャー掛けられるから仕方ないでしょうけどね、なんかイライラする。
もう乗らないって弱音吐いて、共感されたり励まされたりされたいのに、綾波とかミサトに冷たく突き放されては、やっぱり乗るの繰り返し。このパターン、なんかイライラする。
アムロもそんな感じでしたね。
テレビ版当時から大人だったけど、更に更に歳を重ねて中二の心の機微に全く共感持てなくなってしまったのか?
最初のエヴァの搭乗もあんな急でした?
唐突感あり過ぎ。
全体的に急ぎ足で物語の上っ面だけ描いてる気がして、なんか退屈だった。
あんなに面白いと思ってたのに、こんな感じだったかなぁ…。
歳取ったんだな…。
序を観てなかったので
パチスロがエヴァンゲリヲンのきっかけになった自分は序の頃はまだ興味がなく未観賞でした。来年のシンの上映に向け過去のエヴァをやっていただけるようだったので早速観賞。
面白かったです。シンジの葛藤も良く描かれています。社会現象に乗りきれてなかった自分には眼から鱗ですね。
還暦にして初鑑賞
エヴァンゲリヲンのアニメは知っていたし、『残酷な天使のテーゼ』のテーマ曲もカラオケでも歌ったことがある。しかし、今までアニメを観たことがなかった。しかし、今回、新たに劇場公開されるに当たり、今までの内容を観ておこうと思い、還暦にして初めて鑑賞(笑)
改めて、面白い❗️
自分の時代は、『鉄人28号』から『マジンガーZ』までが戦闘ロボットモノで、よく観ましたが、やはり、画像の美しさ、ストーリーの面白さ、設定のリアルさ等、ジャパニーズ・アニメーションのクオリティの高さを思い知った。
主人公碇シンジが、久しぶりに再会した父から、エヴァンゲリオンのパイロットとして、使徒との闘いを命じられる。戦いを通して苦悩するシンジ。そして、同じくパイロットとして、身を捧げて戦う綾波レイの存在。
やがて、日本全土を巻き込んだ「ヤシマ作戦」へと進んでいく。戦うことや生きていることに迷い、自問自答しながらも、エヴァに乗り込むシンジ。その揺れ動く気持ちを中心に、ストーリーは展開していく。
ごく普通の現実味溢れた日常生活の描写の中に、突如と表れる無機質で異空間的な使徒の描写との対比が、逆にアニメ以上のリアルさを醸し出している。
早速、『破』と『Q』も観たいと思います。
:序盤なので許される
数部作の初めぽいのでとりあえず見たが、
何をしているのかよくわからない作品。
卑屈な主人公をはじめ、他の誰にも共感できない。敵までもが無機質。
良い点
・世界観がすごい。
・映像やら音やら色々すごい。
悪い点
・施設案内のワンシーン、声が反響しすぎ。
・ラジカセの電池が異様に長持ち。
・物や街が壊れても、しれっと修復されてそう。
劣化版リメイク
まぁ予想通りといった感じ。
相変わらず映像美や音楽のセンスは素晴らしいので、若い人で初めてエヴァを知る人の入口としては及第点。
しかしストーリー展開は雑。
せっかくなら長時間映画にして、漫画原作を忠実に再現すればもっと人気が出るはず。
もったいない手抜きリメイク感が残念だった。
初心者には理解困難か?
タイトルは有名だが中身は全く知らずに鑑賞 これは新たに作った物なのでしょうか?突然この作品を観た方は状況が理解困難 リアルな現代の設定なのでしょうか?でも天気の子の様に実在する商品が登場したのは面白かった❗
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