「20世紀末期に一大ブームを起こしたアニメ、ヱヴァンゲリヲン再び」ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
20世紀末期に一大ブームを起こしたアニメ、ヱヴァンゲリヲン再び
2020年にヱヴァンゲリヲンがやっと完結する(かもしれない)と言うことで何やらネット界隈が盛り上がってきてる?ので、ほぼほぼ忘れてた新劇場版を見直ししました。
本作「序」は前半戦はテレビ版の焼き直しなので、テレビ版観てない人は余りの展開の早さにポカーンだろうなっと思いました。後半戦ヤシマ作戦はそれなりにキチンと描かれてるのでアリかなと思います。なんと言っても絵が綺麗!テレビ版の頃って今とサイズが違うんで、今のテレビで観ると両端が切れるんですよね。流石劇場版だとそんなこともなく、新しい技術で描き直されたヱヴァンゲリヲンを堪能できます。
しかし、ヱヴァンゲリヲンを観ていつも思うんですけど、ロクな大人いないですよね、この作品。シンジ君にも「逃げちゃ駄目だ」って言ってますが逃げていいからね、そこ!ってかむしろ逃げろ!!理由も告げられず、いきなり呼び出されて命かけて怪物と戦え、逃げるなって無茶ぶりもいいとこです。
それと気になったのはシンジ君には給料ちゃんと払われているのでしょうか?子供を働かせるのも問題ですが、もし給料払ってなくって、あなたには責任があるっとか言ってるの聞くと「何の責任だ!?」っと思ってしまいます。大人は働く対価にお金を貰っています。お金を貰うから責任が生じるのです。雇用契約もしていない子供を呼びつけて、責任ウンヌンって根本的に間違ってますよね?
しかも選ばれた子供しかヱヴァンゲリヲンに乗れないようなのですが、だいたい戦闘する機械なら誰でも乗れるように作ってナンボでしょう。エンジニア何やっとんねん!そして、色々ピンチな時に「無理です、動きません!」が多すぎ!!もうちょっと危険予知とか安全性に注意して商品作って下さい。
後、碇ゲンドウさんが全然有能に見えないんですよね。作戦とか方針とか行き当たりばったりな感じがしてならない。そもそも、シンジ君しかヱヴァに乗れないとわかってるなら、施設とかに送ってないで戦闘の英才教育ほどこすとか方法はあったでしょう。人を育てるって概念がないって組織のトップとしては致命的ではないでしょうか?何故ネルフのトップになってるのか分かりませんが、あんな上司の下で働くとストレス溜まるだろうなぁ。
等と大人になって観ると色々と粗が目立ってしまいます・・・
なーんて事はアニメなんでツッコんじゃ駄目ですよね?でも子供の頃みたいに素直に観れなくなってるのは大人になった証拠なんだろうなっと思ってしまうヱヴァンゲリヲンでした。
再観賞
2020/12/6
「シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版」公開前のリバイバルにて。
あれ?本作ってこんなに面白かったっけ?映画館で観ると迫力あって、一味違うなっと思いました。庵野秀明監督がやりたかったのってシンジ君の描写より戦車や地面から生えるビルとかそっちだったんだろうなぁ。
Kossyさん、コメントありがとうございます。
なるほど、学徒動員!確かにそう考えると筋は通りますね。でも、ミサトさんとかはしっかり給料貰ってるみたいなんですよね。テレビ版ですけど。
一応来年完結する予定みたいですけど、個人的にはまたポカーンとする終わり方するんじゃないかと思ってます。ちゃんと終わって欲しいですけど無理だろうなぁっという感じです。
アキ爺さんへ
給料未払い・・・(笑)
ただ、日本の戦時中のことを考えると、当然だったのかもしれませんが、学校もちゃんと行ってるわけだし、同級生は駆り出されないし・・・てな感じでしょうか。
この映画の続きは「破」しか見てないのですが、
結末あるのでしょうか・・・