劇場公開日 2007年8月18日

「ここにもまた不条理があり、それでも人生はつづく」長江哀歌(エレジー) redirさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ここにもまた不条理があり、それでも人生はつづく

2022年9月17日
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鑑賞方法:VOD

不審な音がして
おや
も思うと未確認飛行物体、円盤が空に現れ、
アートなのか何なのか風光明媚なはずの長江の景観に現代的でもありなんか遺跡的でもある人工的な建物がロケットとなり空に飛び立つ。
突然だけどなんか納得しちゃう、アピチャッポン監督のようなテースト。
川があり、歌があり、たばこがあり、酒があり、
コンクリートで重層につくられた、ちょっとした都市には人がひしめき暮らしているが印をつけられやがてダムの底に沈む。
国の大事業であるダム。誰もハッピーではなさそうだが、ちゃくちゃくと立退や排除が進みこのような街だから悪い人もたくさんいて、、
香港映画を真似てきどる不良少年
最初はぼられ友だち、義兄弟になる主人公の無口な訳ありのおとこ、妻と娘を探す。妻の実家はダムの底。
帰らない夫を探す妻、
それぞれにコクサク事業のダムに沈みゆく街でその日を生きる。みんな今のことだけ、あとは諦めてる感じ。
不思議な手品やバンドなどのエンタメ、、突然の円盤やロケット噴射よりよほど度肝を抜かれ、えっ???てなる。

redir