劇場公開日 2007年9月29日

「恋に完璧さは不要です。」幸せのレシピ 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0恋に完璧さは不要です。

2007年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ニューヨークの高級レストランで料理長を務める仕事一図の完全主義者のケイト。不幸な出来事から、彼女の姉の子供の面倒を見ることに。そして、職場でも、彼女の対極にいるような副料理長のニックが現れ、彼女の”城”には変化の兆しがあわられる・・・。

ケイトを演じるキャサリン・ゼタ=ジョーンズは、本当は全く料理をしないそうなのですが、この映画への出演をきっかけに、料理を始めたとか。一体、どんな料理なんでしょうね? とは言え、やっぱり料理を全くしない彼女に料理シーンは難しいのか、厨房のシーンは多く、彼女も何か盛り付けをしているシーンは多いのですが、彼女自身が調理をしているシーンは皆無でした(苦笑) でも、こんな美人でカッコいい料理長がいる店には行って見たい気がします。

陽気な副料理長を演じるのは、アーロン・エッカート。彼は『ザ・コア』でも、やはり女性の主人公を支える役で出演しています。ちなみに『ザ・コア』では、ヒラリー・スワンクを支えています。彼も、キャサリン・ゼタ=ジョーンズと同様、盛り付けシーンは多いですが、調理シーンはほとんど無し。

ケイトの姪のゾーイを演じるのは、アビゲイル・ブレスリン。1996年生まれなので、11歳。11歳と言う年齢を聞くと、ちょっと幼すぎるんじゃないかなぁと言う気もしますが、それでもかなりいい演技しています。彼女の存在が、この映画では非常に重要な位置を占めています。

ストーリーにケチを付ければキリが無いのですが、一点だけ。あんなに簡単に、ケイトとニックが恋に落ちて良いのでしょうか? 時間軸が良く分からないのですが、そんなに長い間の話ではないと思うのですが・・・。ちょっとそこだけが、何かなぁと言うところ。全般としては、心温まる、恋に不器用な女の話と言うことでしょうか。ホッとしたい時に見る映画としては、いいと思います。

ドイツ映画『マーサの幸せレシピ』のリメイク。元々の作品は見たことがありませんが、良いも悪いも、この作品は、原案となった作品に忠実らしいです。

勝手な評論家