劇場公開日 2007年7月21日

フリーダム・ライターズのレビュー・感想・評価

全15件を表示

5.0多様性の大切さを教えてもらえる!感動の話!

2023年8月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

 映画の前半、ひどい状態の教室で、生徒たちに語りかけるエリン・グルーウェル(ヒラリースワンクが熱演!)の姿に、胸が打たれる。
自分があの教室に先生としてもしいたら、、、あんな風に語れるだろうか、、、
あんな生徒たちの、心をゆさぶるような語り掛けができるか、、、胸を打たれた

 そんな生徒たちが、人種の垣根を越えて、一緒になっていく、、、家族のようになっていく。そこに至るエリングルーウェルは本当に強い熱意をもっていたことが映画からも伝わってくる。学校の中で、人種を超えて一つになれる、”学校でこそできる”ことの可能性を信じて教育活動をしたと思い、感動した。

 映画の後半、熱心に『アンネの日記』を読む生徒の姿に感動した。
映画の中にでてきた『アンネの日記』を読みたくなった。
生徒があれだけ夢中になる、それだけの力を『アンネの日記』はもっていると教えられた。
きっと思春期のありのままの思いがこめられている日記、、そこに生徒たちも共感したと思った。

 生徒たちもアンネと同じように、日記を綴り、後に「フリーダムライターズダイアリー」として出版された。それが実話だから、すごい。実話がもつ、力に圧倒された。
映画からも、可能性にかけていく”希望”という力をもらった。

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Nagoya_yabu

5.0実話にハズレなし

2023年6月10日
PCから投稿

話がいい、役者がいい、演出もいい、の三拍子揃った会心作。
ヒラリー選手の演技は今更の感ですが、不良学生たちのすさんだ日常生活の描写がスタイリッシュ、且つリアルでセンスの良さを感じます。

堅物な教科長。憎らしくて名脇役でした。

参考:洋の東西を問わず、港町っていうのはブルーカラー的で荒くれたところが多いです。ロングビーチも日本ではおしゃれな印象あるけど、SFのオークランド、DCのボルチモア、東京の川崎、横浜と同様、LAのすぐ南にあって気合十分の街です。

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越後屋

4.5実話ということで感動が倍増。

2023年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

環境が違いすぎて、日本ではありえないストーリーですが、
それでも、感情移入してしまいますね。
教育に携わる方に見てほしい作品です。

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tochi06

4.0人種差別の垣根を越えて

2022年11月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ヒラリー・スワンクは勿論だけど、上長役のイメルダ・スタウントンが憎らしいくらいに良い味だしてる。『ヴェラ・ドレイク』の時とは違ったキャラ設定だが、全く違和感なく演じられるのは素晴らしい。

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Iwarenkon

4.5子どもは天使

2021年12月7日
iPhoneアプリから投稿

203教室の生徒たち

日々の生活が戦争だなんて本当につらすぎる。

最初は絶望し、グレていた生徒たちが

ミスGというたった1人信じてくれる人先生が現れたことによって

本来の姿に戻っていく

私はこの子達が変わったのではなく

本来の姿はこうだったんだと思う

子どもはみんな天使だから

アンネの日記はまだ読んだことがないけど

今度読んでみようと思った

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ジジ

4.0何度も見てしまう素敵な映画

2021年6月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

興奮

自分の気持ちや考えていることを紙に書き出す。誰かに聞いてもらえる。それだけで人はわかりあえる。全部は無理でも少しなら歩み寄れる。それがすごく大事なことなんだなぁと。いろいろ考えさせられる素敵な映画だなと思いました。

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たね

5.0差別とは。学生さん、教師を目指してる方には絶対見てほしい。

2021年4月26日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

難しい

まだまだ未熟で、大人になりかけの繊細な心に一人一人向き合って寄り添って打ち解けていくシーンは、心に凄く響いて涙が出た。

教科の勉強も大切だけど、もっと大事なことがある。本当の意味での教育とはなにか。

教師を目指している方には是非観てほしいし、学生さんにはもっと観て欲しい。

なかなか出会えない名作。
ベストムービーに追加しちゃった!

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ayk

4.5ある日出会った映画

2020年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

大学生の時、教授法のゼミで教授が観せてくれました。

教師とは、教育とは何か。熱い情熱と理想で生徒たちと接するエリンの姿に教授を投影し、また自分の教師としての夢も写しました。

あれからもう4年近く経ち、教師生活も3年目が終わりに差し掛かる今改めて今作品を見直しました。
理想だけではうまくいかないことだらけ、作中の科長の様な方もいます。いつのまにか自分もあの時の情熱を失いつつあることに気づき、自然と涙が溢れました。

教師とは、教育とは…。もう少し頑張れるな…。そんな気持ちにさせてくれる映画です。教師を目指している方がいらっしゃいましたら是非観てほしい映画です。

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ロビン

4.5You are an amazing teacher!!

2020年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 1992年のロス暴動の映像。そして人種統合プログラムにより学区内でも優秀だったウィルソン高校の生徒が75%いなくなり、校内は荒れ果てる一方。リトル・ギャングスターとでも言うべき人種によるグループが勢力争いをする様子にびっくり。生徒たちは家に帰れば、いつギャングに襲われるかわからない。毎日が生きる闘いをしているという暴力の渦の中に生活していた。

 現在の人種差別地域もそうなんだろうけど、教育現場でその荒廃ぶりを目の当たりにした新米教師エリン・グルーウェル。やる気満々で教壇に立つも、生徒たちの酷さに呆れかえるばかりだった。しかし、現状を把握し、生徒たちに日記を書かせることから始めて、やがては生徒自身が各々ヒーローなんだと自覚させるに至る。

 「ホロコーストを知ってる人は手を挙げて」。一人だけ浮いてる白人の子が手を挙げる。「じゃ、銃撃に遭ったことのある人は手を挙げて」。その白人の子以外全員が手を挙げる・・・強烈すぎる!ここは戦場か!

 まず、教科書がない!教科主任も校長も予算はないと言い、教育委員会に直訴するも学校が権限を持ってるという。そんな中で、自分でバイトまでして生徒たちのテキストを買う姿。その本でギャングの世界の酷さを知ってもらい、次はエリン自らバイトを増やして寛容博物館へと修学旅行に出かける。次は「アンネの日記」だ。生徒たちも興味津々。徐々にユダヤ人迫害について学ぶようになり、アンネ・フランクを匿ったミープ・ヒース本人に手紙を送ろう!遂には彼女に学校に来てもらい講演してもらおう!凄い・・・ここまで生徒たちの関心を引くとは。

 いやはや、ここまで書いても前半部分だけ。内容は熱血先生にとどまらず、夫スコットと心が離れていく部分もひやひや。そして、元公民権運動活動家だった父もエリンを応援してくれるようになる。

 とにかく泣けるシーンがいっぱい。予備知識を入れないで観るほうがいい。入れるとしたらホロコーストとアンネの日記くらいでいいかと思います。

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kossy

4.0実話ということが何より説得力を持つ。こんな教師に会いたい、会いたか...

2018年2月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

実話ということが何より説得力を持つ。こんな教師に会いたい、会いたかった、とみんなが思うんでしょうね。ラストの先生のセリフまで感動一直線です。

どうしようもない生徒たちを導いていくという王道のストーリー。しかしこのどうしようもないのレベルが日本とは違う。強烈な人種差別、争い、おそらく米では今でも色濃く残っているのでは、と思う。

影の薄かったクラスメートと、アンネ・フランクを匿った人のスピーチにやられてしまいました。

クラス教室は生徒たちの家、人種等を超えたクラスメートとの信頼関係。教科の勉強も大切だけど、もっと大事なことがあるのではないか、改めて教育とは何なのかということを考えさせられました。

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はむひろみ

3.0期待値高かったので

2016年5月5日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

単純

元ネタの話(ネットか何かで見た記憶)が感動的で好きでした。

せっかく良い内容なので、もっと作り込んだ映画にしてほしかった。何か、少し物足りなかった。

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にゃんた

4.5高校で非常勤講師を始めた私にとって

2015年9月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ちょうど慣れてきて話を聞かない生徒がチラホラ出始め
「どうしたら聞いてくれるんだろう」と悩みだした頃、友人が勧めてくれた作品。

泣きました。
舞台はアメリカ。
日本とは環境が違うところがたくさんあるけれど、素敵な作品。

日本でもこんな教師が増えたら社会全体がきっとずっと良くなる気がするのにな…そんな作品。
また観たい。

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myu

4.0私の売りはピュアってとこだぜ!

2013年10月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

幸せ

天職ってあるんだなぁと思いました。ピュアだから真剣に向き合って情熱を燃やせるのかとも思いました。何かを伝えたい、わかってもらいたい、わかりたいという気持ちは大切なんですね。

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TKN

4.0殆どみんなが銃撃された経験があるって、アメリカの15歳はすごい

2013年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

幸せ

総合:80点
ストーリー: 80
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 70
音楽: 70

 日本ならば中学生の14-15歳が、人種ごとに分かれて争う様子は、彼らが大人になったときの将来の街の縮図である。彼らは町では銃撃戦をして学校では殴り込みをかける。銃撃を受けたか、身近な人が殺されたかという質問には殆どの人が経験があると答え、人を殺した生徒すらいるというその状況は、日本の中学生の非行よりははるかに深刻度が進んでいる。
 ヒラリー・スワンク演じるエリンの相手にする生徒はそれほどにまで荒れていた。彼女が人種問題をホロコーストをからめて教え、誰もが理解していない一人一人の厳しい事情を日記を通して共有する。そのような一人一人の事情を、限られた映画の時間の中でしっかりと描いていくがゆえにこちらにもそれが伝わってくる。そんな作品作りの姿勢がとても評価できる。だから彼らが自分の道と自分の居場所を見つけ、それでも現実が厳しくて命の危険まで出てきてもなんとかなっていっているというのに説得力がある。
 ここに描かれていない挫折もたくさんあるだろうし、結局駄目になっていった生徒もいたかもしれない。でもこれほどのひどい状態から高校卒業までもっていけただけでも十分に偉大な業績。今後もこのプログラムがうまくいけばいいけれど、年功制による既得権益にしがみつくマーガレット先生のような人もいるし、いい先生を見つけ雇用し続けるというのがやはり一番だろうか。

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Cape God

5.0本当の教師、本物の教育に会える実話映画

2007年10月29日

泣ける

知的

幸せ

このような映画を多くの人に見て欲しい。千本観るまで映画を語らないと決めていた私が、12歳から映画同好会に入って映画を観始めて、30数年の映画人生でTop20に入る作品です。シナリオを読んで飛びついたヒラリー・スワンク。興行的にはぱっとしないのは初めからわかっていたこのような映画をProduceして主演する彼女が本当に好きになりました。ミリオンダラーベイビーとは全く違った、でも芯の強い人なんだろうなというのは感じさせる、そして、主人公の高校教師とヒラリー自身が相通じるものがあると、原作かシナリオを読んで思ったのでしょう。映画が出来ること、人を感動させ、人生を変えることが出来ている作品です。この映画を観て「私も僕も教師になりたい!」と立ち上がってくれる若者がひとりでも多く居ることを望んでやみません。

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千本ノック