劇場公開日 2007年9月15日

「マクレガーさんのお庭」ミス・ポター Haoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5マクレガーさんのお庭

2007年11月14日

泣ける

楽しい

幸せ

主演はブリジット・ジョーンズの日記で有名になったレネー・ゼルヴィガー、相手役はスター・ウォーズの新3部作やトレインスポッティングのユアン・マクレガー
監督はベイブを撮ったクリス・ヌーナン。
それでもって、マン島(Isle of Man)で撮影されたっていう映像は、イギリス映画なのに、イギリスなブルーがかった映像ではなく、絵本のような色身で、ふんだんに湖水地方が描かれているんですが、ほんわかとした雰囲気に癒されます。

ピーターラビットの原作者
ベアトリクス・ポターの成功×ロマンスがストーリーのメインで、特にピーターラビットを知らなくても楽しめます。

ミスというだけあって、独身でいることに
少々の引け目を感じながら、自分の絵を信じて
売り込んでいるビアトリクス(レネー)
ある出版社を尋ねたところ念願かなって
絵本を出版できるようになったところから
はじまるのです。
しかし、その出版社の兄弟には思惑があり、
最近家業に入れて欲しいと言ってきた
余計な三男こと
ノーマン(ユアン)にちょうどいらない仕事を押し付けようと
ビアトリクスにGOサインを出したんです。
それから、
そんな思惑を知りつつ、ビアトリクスの才能に魅了された
ノーマンとノーマンのやる気に気づいて、協力するビアトリクスが
本の出版という作業を経て、惹かれあって・・・。

独身女の友情を語るべく
ユアンの姉の役でアメリア(通称ミリー)っていう人がでてきたりします。この姉貴もイイヤツです。

なにより、超いいところで
ユアンが歌う!!ゎぉーーー。

1902年のイギリスのロンドンと湖水地方のお話なので
それなりの英国紳士ってやつが出てきます。ヒゲがすごいです。
ハットもすごいです。
貴族とかに縛られるビアトリクスっていうのがまたすごいです。
なので、衣装とかはソノ時代のものを用意してるようだけど
風景の色味が現代風で、ちょっと違和感あり。
まぁしょうがないよね。

そして、ピーターラビットの絵が出てくるんですが
ただでてくるんじゃなくて、
日本風に言えばど根性ガエルのように
絵が動きます。それで、ビアトリクスにピーターが語りかけてきている設定があります(ビアトリクスの空想だけど)
それがまたなんともかわいい。

ピーターが好きな人には
原作者のことを知るために、
今、いろんなことをやろうとしてる人には、
ビアトリクスのパワーをもらうために
観てもいいんじゃないかと思います。

ユアン・マクレガーですが
ピーターの親をミートパイにした人とは
別のマクレガーさんです。

Hao