陰日向に咲くのレビュー・感想・評価
全39件中、21~39件目を表示
切ない
( ̄~ ̄;) う~ん
良くも悪くもない平均的な作品
劇団ひとり原作の小説が世間的に評価が高く期待して観た分、
肩すかしを食った感じです。
色々な小さな物語が最後に絡んでエンディングを迎える
心ふるわせ脚本のはずが、はっきり言って中途半端。
それぞれの物語は描きこみが浅いしまあ、珍しく無い話。
確かにこの小説を全く、想像だけで作り上げたお笑い芸人は
すごいと思う(本当に彼が書いたのならばだが・・・)
多分活字と映像の違い、その難しさが出たのかな。
岡田准一、宮崎あおい、西田敏行のそれぞれの演技は
すばらしいの一言です。特に西田さん、稀代の名優ですね。
あおいちゃんもかわいい。誰もが魅かれる女優さんです。
ただ岡准はこの役には少し品が良すぎるかも・・・。
全体的に役者の個性をうまくミックス出来ていません
と言うのが感想なので評価は中間の3.0でした。
鍋を囲んで、家族みんなで見るのも良いね!是非大切な人と見てね!
劇団ひとりさん100万部ベストセラーを映画化、原作は読んでいないので、比較出来ないが良かった!!強い人間ばかりでなく、みんな欠点を持って懸命に生きる姿が優しいよ!
多分、原作の、劇団ひとりさんの本では、ひとりさんの生い立ちから来る、独特な人間に向けられた優しい眼差しみたいな事が、映画に込められたのだろうなって想像しています。
映画の作風としては、こう言う複数の人間の縁を一つの話しへとまとめてゆくのは、ひとつのミステリーを見ている様に面白いが、映画は読書と違い人間の繋がりを丁寧に描き出していかないと観客に関係性を考えさせる間に、話しが進み、大切な芝居や、セリフなどを聞き逃してしまう結果にも繋がるので、もう少し構成や、演出に工夫が欲しかったと思う。
しかし、個人的に、こう言うのが、邦画の持ち味だと思うので、好きですね。
ウエットかも知れませんが、泥棒にも3部の理屈と言う様な、誰しも人間矛盾や、
弱さを抱えて生きていると言う人間像を描いて行く事が、邦画の美点の様に私は、考えています。特にハリウッド映画は、キャラの白黒はっきりして、人間の善悪がハッキリしたキャラでないと話しが出来上がりませんが、本来人は誰しも、2面性を持ち生きているし、矛盾だらけが人間だと思うのです。
だからと言って、この映画決して悪人を正当化しているだけでもありません。
途中、岡田さんが主演の筈が、西田さんが主演の様に話しの軸が移行し過ぎる点が気になりましたし、寿子がジュピターのアパートの部屋に急に来るなど、どうしてみんなあそこに集まれるのって?
絶対理解出来ない展開を邦画は、よくしてくれるのが難点でもあるけれど、一人一人の人間が、家族や、好きな人に向き合うってどう言う事なの?って考える機会を作ってくれる、自分の生活レベルに落とし込んで考えて行かれる事が、邦画を見る事の楽しみでも有ると思うので、その点を巧くクリアしているこの作品も観る価値は充分有ります!
明日はきっと良い日、晴れると信じて、いえいえ、今日から今この瞬間から、人を信じて、自分を信じて生きて行きたいですよね。岡田さんが演じていた役が、シンジと言うのも、何か、優しいね、充分に自分自身を受け入れ信じる事が出来ない主人公の名前が、シンジって呼ばれているってのも、作者の人間に対する温かな目線なのだろうね!3年前の作品で、ちょっと古いけど、DVDレンタルで、楽しんでみては如何でしょうか?
劇団ひとりさんの原作本や、2010年刊行の『青天の霹靂』を読んでみたくなりました。芸術の秋の夜長に、おこたに入って、こんな映画を見て見るのも、良いね!
原作に完全に負けてます・・・
原作を読んで、文章のテンポや内容がとても良かったので
映画も観てみました。
比較するものではないのかも知れませんが、原作の良い所は
ほとんど活かされていないと思います。
物語は、一見接点の無さそうな複数の物語が、各々の登場人物たちの
エピソードの中で繋がって行くもので、これ自体は珍しく無いと思いますが
原作で「そうか、そうきたか」と面白かった話が、映画ではストーリーを
変えている為か、一番大切だったそれぞれの話のつながりが悪くなって
しまっています。
さすがに原作の内容では映像が難しいかったり、万人受けしない部分も
あるでしょうが、ちょっと大事な部分がストーリーと共に失われてます。
残念です。
でも、ひとりさんの作品は今後も期待したいですね。
陰の中で生きる
おじさんにはとってもあったかで
モーゼの「ホラ」、これで10回目だぜ
映画「陰日向に咲く」(平川雄一朗監督)から。
ストーリーと全然関係ないので迷ったけれど、
専門的な批評でもないから、これに決めた。
西田敏行さん演じるホームレスの「モーゼ」が、
新参者相手にいつものように「大ボラ」を吹く。
浮浪者仲間は、また始まったよ・・とニヤニヤ。
そして、この台詞。
「これで10回目だぜ」って、まさか「十戒」と掛けた?
そう考え出したら、可笑しくて他の台詞が吹き飛んでしまった。
その「モーゼ」が「こわれもの」と書かれた段ボールを指して、
ホームレスになろうとしている役を演じる三浦友和さんに
「お前さんの寝床にはぴったりだよ」と呟いたシーンもいいな。
さらに「まだまだ捨てたくないものがあんだろう?、
「ここには、みんな捨てたらこいや」と諭すシーンも、
私のお気に入りとなった。
波瀾万丈の人生を送ってきたホームレスの人たちには、
私たちの知らない世界が存在している。
たぶんこの映画のテーマとなっていると思われる「ひとりじゃない。」
「明日は晴れるよっ」がイメージとして伝わってきた。
さっそく図書館で、原作の「陰日向に咲く」予約しなくちゃ。
巡り逢いのなかで生きてく♪
親子にぐっときます
原作ももちろん面白かったのですが、映画もすばらしく楽しめました。
特に三浦さん&岡田君親子の葛藤。
岡田君が電話かけてだまそうとする老婆と、それにすがってしまう岡田君。
ぐっときました。
「SP」の方が面白いからなぁ
劇団ひとりの小説の映画化ですね。(読んでません、あまり読む気になれなかった、、、)
パチンコにハマって借金まみれとなった観光バスの運転手シンヤ(岡田准一)は、心優しい上司の援助を受けて立ち直ろうと努力していたのだが、やはりパチンコを辞められず、更に借金を重ねてしまい、遂にはオレオレ詐欺に手を出してしまうのだが、、、
浅草で偶然出会った寿子(宮崎あおい)は、自分の母親の鳴子(宮崎あおい・二役)が昔愛していた芸人の雷太(伊藤淳史)を捜していた。
人生に疲れていたエリートサラリーマンのリュウタロウ(三浦友和)は、モーゼのようなほら吹きホームレス(西田敏行)のもとに弟子入り。ホームレス生活をはじめる。
売れないアイドル・みゃーこ(平山あや)を追いかけるアキバ系ヲタのゆうすけ(塚本高史)。
これらの人間関係が、最後にひとつに繋がって行くというお話です。
なんだろう、、、始まりからどうも好きになれない雰囲気でした。
宮崎あおいと伊藤淳史の演技があまりにもヒドいからだろうか、、、?
宮崎あおいの演技力で、漫才師は無理なのだから、二役ではなく母親は別の役者で良かったのでは、ないだろうかw( ̄▽ ̄;)w
そもそもパチンコにハマって借金するような奴に感情移入が出来ません(>▽<)
大人になってまで、そんなに母親の死を引きずらないだろうしなぁ、、、
家も金も仕事もあるのに、ホームレス生活を体験するのもなぁ、、、そんな簡単に馴染める生活ではないだろう(>▽<)
三浦友和も「転々」ほどの演技ではありませんでした。
西田敏行は、相変わらず完璧でした(*⌒▽⌒*)b
そんな中、平山あやと塚本高史の話が他と繋がっていないような気がしたのですが、何か関係があったのかなぁ、、、(このお話が一番良かったのだが、、、)
結局、ストリッパー・ジュピター(緒川たまき)を通して繋がって行くのだが、ちょっと無理矢理気味かなぁ、、、
バラバラの話がひとつに繋がって行くという驚きを与えたかったのだろうが、まぁあまり驚かなかったし、、、何か浅いのですよ(≧◯≦)ゞ
いくら岡田准一が頑張っていてもねぇ、、、(「SP」の方が面白いからなぁ)
内容が良い悪いではなく、何か好きになれない映画でした。
人生には日はあたる
どこにも咲けない。
とあるレビューで「母べえ」よりも、こちらの作品の方が
数倍素晴らしかった。…とあるのを読んで思ったんですが、
映画の感想って、本当にイロイロなんですね~。(汗)
劇団ひとりのベストセラー小説なんですが、私はぜんぜん
知らなくて(^^ゞそんなにいい話だったら、映画も良さそうな
もんなんですが(興行収入はとても良いみたいですけど^^;)
いや~私には、まるで心に響いてこなかったのですよ。。。
なぜだろう。
一つ一つの話は悪くないと思うけど、それを合わせる必然性、
さらにキャストの演技と役回り、どこをとっても三流芸能(汗)
…というより、なぜこんな群像劇にしたの?という感じです。
良さそうな話だ、と期待したのがいけなかったのか、とにかく
全編を通してオトコ達がメソメソ~ワンワン泣きわめく姿と、
その恰好で台詞を喋るもので、何を言ってるのか聞き取れない。
そんな感じでした。これはもう、演出面の失態ですかねぇxx
そもそも「陰日向」という場所を題名に持ってくるのなら、
そんな場所でも懸命に咲く名もなき花を描けばいいものを、
ひとりひとりの人間の掘り下げが、まったく足りていない。
頑張っても報われない世の中を描く、というならまだしも、
頑張ってもいない人間に共感など出来ないし、まして他人の
思いやりを踏みにじる生き方を堂々と描く(それがリアルさか)
手法には、私はどうしても異を唱えちゃいますねぇ。
だからなんなんだ?お前より苦しい人間はゴマンといるわい。
甘ったれてんじゃない!金持ち野郎の戯言映画かよ?と。
あぁぁ~説教オバサンだなぁ、私^^;
この群像劇の中で唯一、輝いていたのがオタクくん達の話。
他の話となにも絡まないこのパートがいちばん良かったです。
なぜかといえば、彼らがいちばん正々堂々と生きているから。
陰だろうが日向だろうが彼らにはカンケーないのです。
一見バカなことに熱中している彼らでも、自分たちの大切な
アイドルのために奔走し、応援し、一生懸命に生きている。
自分のやっていることに誇りを持ち、満足しているからこそ、
あんな風に他人を思いやることに自分を使えるのだと思う。
最も潔い生き方をしているなぁ~と私には見えましたねぇ。
でも、この話に一番感動できるのって…どうなんでしょうか^^;
メインはこれじゃないんだもんなぁ。(爆)
小説はいいみたいですね。映画とはかなり違うのかな?(汗)
(宮﨑あおいに漫才師役はムリ!観ているのが辛かった(T_T))
じんわり来る・・・
登場人物が多すぎ。
全39件中、21~39件目を表示