レッスン!のレビュー・感想・評価
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Take The Lead♪
昔、ラテンの貴公子と呼ばれた
アントニオ・バンデラス主演作品。
「マスク・オブ・ゾロ」
「レジェンド・オブ・ゾロ」
「デスペラード」ets...
熱いムービーが多いですが
ここでの彼は、とっても紳士です。
実在の社交ダンサーである
ピエール・デュレイン氏の
実話を基にした青春物語。
N.Yのスラム街で、
社交ダンスの教室を経営する
ピエール(アントニオ)は
荒れた高校の生徒達を
社交ダンスで
更生できないものかと志願。
問題のある生徒達に
礼儀や自尊心を教え
生きる意欲を持たせようと
社交ダンスを
指導しようとするが
家庭に問題を抱え
犯罪に走ろうとする者
人間関係に疲れていたり
自分に自信がなかったり等
様々な理由がある生徒達の
関心を惹くのは至難の業
そこで
ピエールは、
自ら熱いタンゴを披露すると
それまで、話も聞かなかった
生徒達がダンスに興味を示し
徐々に、心を開き始めて
社交ダンスの
コンテスト優勝を目指して
レッスンを始める。
アントニオ・バンデラスの
新しい魅力も再発見でき
嬉しかったです。
今、自分にできることは何かと
語りかけてくれる作品。
バンデラス!
目撃したのは生徒が校長の車を破壊している現場。校長に面会して不良たちの居残り組で早速Ballroom Danceをやろうと持ちかける。しかし、変態扱いされ、いきなり無視される・・・
二日目、ちょっとだけ興味を持たれるが、三日目には生徒たちはいつも通りヒップホップを楽しんでた。四日目、ピエールは優秀な生徒を連れて魅惑のセクシー社交ダンスを披露し、あっという間に生徒たちの注目を浴びる。
徐々に社交ダンスの魅力に惹かれていく生徒。兄同士が殺人に発展するというロックとラレッタの関係やそれぞれの家庭環境もさることながら、何かを成し遂げたい気持ちのピエールの姿が素敵・・・これが実話に基づいているんだからわからないものだ。
コンテストに参加するというお決まりの青春ストーリーながら、いろんな問題を考えさせられる。
苦労しながらも進んでいく道を見つけた人々
総合:75点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 80
ビジュアル: 70
音楽: 75
貧困層の非行に走る少年少女だが、何か生きがいや目標があれば変われる。そのために社交ダンスを持ち込んで奮闘するアントニオ・バンデラス。
実際にこういうことをやるのは苦労の連続に違いない。生徒だけでなく学校側からも理解を得られない。物語としてはありふれたものではあるが、だからこそその苦労の過程がいかに大変なのかを描くのが重要になる。その苦労や葛藤がいい。また何人かの生徒にも焦点をあて、貧困家庭における生徒たちの抱える苦悩や心の傷も描かれている。
ペアで踊らなければならないのにいきなり三人で踊りだして喝采を浴びたり、踊りを忘れて抱き合ってキスしたりと、これはどうも脚色しすぎだろうという部分はある。しかしマイクの配線を変えてヒップホップを流したりする場面も含めて、育ちの悪いやつらの若さゆえの特権として、映画の脚色としても大目に見てやろうと思った。一生懸命に何かを真面目にやっているやつらがなんとなく憎めないのだ。こういう話は好きです。
まだ若くてあまり有名ではない生徒役の俳優たちが多いのだが、演技も新鮮で一人一人も個性的で好感がもてる。
バンデラス先生、魅惑のタンゴ
良かったです。青春ドラマの王道ストーリーながら、社交ダンスにストリート系ダンスと、なかなかの見応えでした。
NYの荒れた公立学校に社交ダンスを持ち込んだ、実在のダンサーがモデルのお話。
主人公はアントニオ・バンデラス。紳士で穏やかな先生を好演でした。そして子ども達を惹きつけたタンゴ、思わずタメ息です。
ダンスを通じて、お互いを尊重できる距離感を学ぶ子ども達。あっという間に上手くなっちゃうの、まあ、ストリートで基礎ができてたってことで。
厳しい環境の彼らにとっては、背筋を伸ばして向き合うだけでもきっと新鮮な経験だろうと思います。
不況になるとこういう活動はカットされがちでしょうが、ぜひ継続していって欲しいものです。
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