「女優の子は、女優。」いつか眠りにつく前に ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
女優の子は、女優。
名画座にて。
名女優たちの(親子含め)共演!!ということで、
楽しみにしていた作品だったのに、観る前に公開終了xx
と思ったら、名画座に来てくれた♪作品でした。。
期待高まるその内容は…。
う~ん。。確かに素晴らしい文学作品を美しく脚色
しているのは分かるのですが、私の個人感からほど遠く、、
良い、悪い、というより観る人を選ぶ作品だったかな…。
娘を前にした臨終間際の母親の回想が「軸」なんですが、
薬による幻覚、過去と現在の行き来が激しく、さらには、
すべてが「過ち」から始まったと…そういう出だし。(=_=)
確かにそれが語られていくと…あぁなるほど。。と思えて、
分かるんですね!分かるんだけど…なんか合わないのだ。
私の感性と。
死ぬ間際に、清算できなかった「過去」を思い出すのは
確かに仕方ないことかもしれませんが…それよりも何よりも、
二人の娘に恵まれて、看取ってもらえることの幸せに感謝し、
臨終の身を推してなお、生きることの喜びを訴えるような…
(あ、もちろんラストはいい感じで終わりますが^^;)
勝手に自分でそんなシーンを描いてしまっていたようです^^;
豪華な女優陣がそれぞれ素晴らしい演技を見せる作品だけに、
感情移入できない自分の感性がもどかしいところでしたが(汗)
まぁ、こればかりは仕方ない。。。(=_=)
いつか眠りにつく前に、劇場で眠りについてしまったら…!?
と、中盤やや不安にもなりましたが、それは大丈夫でした。
人生はままならないものですが、
不安になったとき、ふっと背中を押してくれる人がいたら
(それが母親であったら素敵ですよね)女性は力強くなれる。
人生の大先輩として、V・レッドグレイヴは見事な演技を
披露していたと思います。M・ストリープも同様に。(^-^)
(T・コレットのメイクが怖い!それもややマイナス要因…?)