「三木ワールド 危険!・近寄るな」図鑑に載ってない虫 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
三木ワールド 危険!・近寄るな
ストーリー性はモノローグで済ませ、特異キャラ同士をぶつけて起きる化学反応を楽しむ構成、所作、セリフに加えセットから小道具・消え物まで凝って、ある種ホラーのように観客の恐怖ならぬ嫌悪感を引き出すことに徹している。それなりに計算はしているのだろうが色んな泡や刺激臭が噴き出てくるので作る側も半信半疑なところが見え隠れする。
私にとっては悪ふざけのカオス状態、どこまで耐えられるかモルモットにされている感触で付き合いきれない、それにしても三木ワールド、この歳まで一貫して我流を通していられるのは予算の工面を含めてある意味凄いことだと思う。
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