劇場公開日 2007年4月14日

「ベアール」輝ける女たち kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ベアール

2019年4月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 皆が愛するガブリエル。“青いオウム”では女装して司会。さすがに歳を感じたのか、一人寂しく海で入水自殺。

 遺言ではほとんどの財産が孫にあたるニノとマリアンへ。老朽化しているキャバレーも再建するか、売って相続税を支払うか・・・ゲイのニノは会計士をやっているので損得勘定が速い。キャバレーで歌っているレア(エマニュエル・ベアール)を口説こうとするニッキ。そこへ現れるニノの母親でもある元妻アリス(ドヌーブ)が現れたり・・・

 ハリウッド作品だと家族再生の物語になるであろう設定。ところがさすがにフランス映画は一癖も二癖もある。ゲイである息子なんてサプライズでもなんでもなく、むしろ最も普通だったりするところがおかしい。

 一番の見せ場はエマニュエル・ベアール。ようやく口説き落としたニッキだったが、実はアメリカで活躍してた頃、寝たことがあったというのだ。「もう一度口説かれたくて・・・」などと言う彼女がとてもキュートだったりする。

kossy