「クィーン=英国の歴史」クィーン りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
クィーン=英国の歴史
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素晴らしい演技の俳優陣に加え、本物の宮殿を使用したこの映画は、まさにロイヤルファミリーそのものを映し出しているようでした。
派手な演出がないのがかえって、リアリティを感じました。
クィーンは寡黙ですが、親しみやすい首相が国民感情、夫のフィリップがロイヤルファミリーの心情を話すので、とても分かりやすいです。
クィーンは冷たいのではなく、英国の伝統を国民のために大切に守っていることがよく分かりました。
この映画はダイアナの事故後を舞台にしていますが、納得出来るだけのダイアナの魅力は伝わらなかったのは残念です。
この映画はゴシップを簡単な知識としてしか入れていません。
ダイアナとエリザベスの間に確執があったと言われていることやカミラの存在など、基本情報しか話さず、それ以上掘り下げなかったのが、いい点でもあり、物足りないと感じる点だと思います。
ラストにかけてクィーンが変わっていく様子がおもしろかったです。
中でも首相とクィーンの会話が印象に残りました。
クィーンが国民感情に傷ついてたり、凛々しさの裏にある苦悩が感じられてよかったです。
<字幕>
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