「あっ、女王様だ!」クィーン Riotchiさんの映画レビュー(感想・評価)
あっ、女王様だ!
一番最初は、「ほぉー。。。」という感じ。
時間が経つごとに、「本当のエリザベス女王も、本当にこんな感じなのでは?」。
女王役のヘレン・ミレンさんは、「ああ、本当に女王様がいる!」と思わせてくれます。エリザベス女王と顔が似ているわけでもないのにね…。。
何かのインタビューで、ミレンさんは「エリザベス女王に会ったことも無いから、わかるわけない。だから、こうだろうなと想像するしかなかった」という意味のことを言っていました。
数年後、サッチャー首相を演じたアメリカの女優さんが、結局はアメリカ人であること、そしてハリウッドの雰囲気を消せなかったのとは大違いです。(気に障る方も多いかと思いますが、個人的な感想です。また、ハリウッドの雰囲気は、女優さんには全く責任ないかも。とにかく、わたしは違和感を感じましたので、ご容赦願います。)
個人的に笑えたのは、そっくりさんが演じておられたブレア首相夫妻と、その子供達。夫人が「お皿!」と発言する場面、家族一同がそろった朝食の場面では、誰でも思い当たることがあるのではないでしょうか。
いろいろと印象的なシーンがあり、どれもが心に残ります。
この映画の女王さまは、日本的に言っても、古風な精神の持ち主です。
ダイアナさんに興味の有る無しに関わらず、「観てよかったな」と思える映画です。
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