劇場公開日 2007年4月7日

「レオナルド・ディカプリオ in アフリカ」ブラッド・ダイヤモンド Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0レオナルド・ディカプリオ in アフリカ

2024年12月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

今作公開の前年に『ディパーテッド』 (2006年公開)で難しい役を好演したレオナルド・ディカプリオが、引き続き感情を見せないキャラクターに挑戦した。アフリカでのロケでは、彼は既に有名で現地の人たちからタイタニックと呼ばれたらしい(パンフレットによる)。

西アフリカのシエラレオネでダイヤモンドが採れるのは良いのだが、そこで行われている強制労働が良くなかった。
今作は強制労働させられていたソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー)が、家族と離れ離れになり、連れ去られた息子のディア・バンディーを取り戻す親子の物語。
しかし、それだけにとどまらず、ダイヤモンド密売人のダニー・アーチャー( レオナルド・ディカプリオ)と息子を見つけ出したいソロモンとの友情物語の側面もある。さらに、ジャーナリストのマディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)とダイヤモンド事情に詳しいダニーとの心の距離の接近も見どころ。

木を植え替えたり建造物を建てたりしたセットは本格的で作り物感は一切ない。エキストラも大勢出演しているがリアル感しかない。
内線の激しい銃弾の中をレオナルド・ディカプリオが駆け抜ける。
結果的に一本の映画として上手くまとめている。

Don-chan