ラストキング・オブ・スコットランドのレビュー・感想・評価
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浅い主人公
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若い医師が独裁者アミンのそばで堕落し、悪事にも間接的に加担し、最後は逃げ出すというストーリー。
テンポ良く、途中からはサスペンス色が強くなっていき、映画としては楽しめる。
ただ、映画の中で他のキャラクターから言われていたように、その行為によって処罰に値する彼が辛くも逃げ出した後の人生をどう生きるのか、その方向性だけでも示して欲しかった。
じゃないと、散々利益を享受しながら、ヤバくなって逃げ出した奴というだけになってしまう。
ショッキングなストーリーで映画として楽しめる反面、内容的に浅くも感じるのは、彼のそういった側面が現れているからな気がする。
前半の先輩医師の妻との関係も、なんか適当に迫ったまま放置だし。
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フォレスト・ウィテカー怖すぎです。
ゴールデングローブ主演男優賞受賞、オスカー主演男優賞ノミネートと、引っ張りだこのフォレスト・ウィテカー通称「黒いつるべえ」です。 どれほどの演技かと思って見てみました。確かに、怖いよ。微妙な沈黙とか、顔のぴくつきとか、地じゃないの?っていうくらい怖いよ。そしてジェームズ・マカボイも講演!! アミン大統領といえば、私の世代では「食人大統領アミン」ですが、(ですが、って知らない?)あのようなお下劣な映画とは違って、暴君の下で知らずに働くことになってしまったスコットランドの青年医師!国から脱出不可能、閉塞状態!という映画で、どきどきはらはらさせる良作です。
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