バッテリーのレビュー・感想・評価
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画面から金粉がでた
楽しむ野球の魅力
野球とは何か?
消化不良気味に場面が進んでいくのでちょっと残念だけど、ラストの方で...
真面目に観てないので星3。 今も活躍する俳優陣やこの映画を最後に引...
真面目に観てないので星3。
今も活躍する俳優陣やこの映画を最後に引退した人がいっぱいで、キャスト的に色々と見応えのある作品だった。
太賀可愛いし、米谷真一くんはよく観る顔!と思ったらタモリ倶楽部だし、渡辺大さんは変わってない。蓮佛ちゃんも可愛い。
顔面血だらけの萩原聖人も素晴らしかった。
岸谷五朗と天海祐希から病弱な子生まれるかね?ってちょっと思ってしまった笑
野球=BB≒BL
バッテリー
原作の素晴らしさは言うまでもないのですが、岡山の情緒溢れる街並みの風景が美しく、病気の弟を中心とする家族間の問題もあり、野球を知らない人でもどの世代でもこの作品は通じる物があり面白いのではと感じた。
とにかく、この作品で新人賞4冠の林遣都君は素晴らしいの一言。
自信に満ち、どんな相手にも一切媚びず自分を曲げない原田巧という少年。
彼は、本格的な映画出演自体がこの作品が初めてだったというが、彼の持つ独特の憂いを帯びた美しさや透明感が、この孤高の天才ピッチャーという役柄を更に際立たせ、ものの見事に映像に再現していて衝撃だった。 3000人を超すオーディションから選ばれただけあると非常に納得で、野球は詳しくは解らないが、ピッチングも出来て、これだけ堂々と演技が出来るのは、彼も原田巧に負けず天才なのではないかと感じた。
バッテリーを組む永井豪とのキャラクターの対比もまた面白かったし、素晴らしいベテラン俳優陣も多く出演している。
総合的に、純粋だった青春時代を思い起こさせる価値ある作品だったので、また初心に帰りたい時に見ようと思う。
風呂焚きをしている菅原文太を見ると釜爺を思い出して・・・手が何本もあったらノックもしやすかっただろうと
単なる野球映画だとナメてかかっていたけど、巧(林遣都)の投げる球に驚いてしまいました。本人も気合が入っていただろうけど、強化合宿をしたという製作者サイドのこだわり、オーディションに3000人もの野球少年が殺到したことも相まってスクリーンからはリアルなプレーを体験できます。しかも変化球を投げない主人公という設定によってわかりやすく、まさに直球勝負の作品となっていました。
野球漫画でも野球映画でも本格派ピッチャーに必要なのはその剛速球をしっかりと受け止めることができるキャッチャー。「以前いたチームのキャッチャーはどのくらいの期間で捕球することができたか?」と自分の腕前もアピールしたくてしょうがないキャッチャーの永倉豪(山田健太)も伴宙太からはじまる伝統的なタイプ。明るく前向きな性格がちょっと性格の悪い巧ととてもいい相性となり、最後まで“夫婦”としての2人から目が離せない。彼は医者の息子でもあり、母親には中学校に入ったら野球を止めさせられる約束だというところがミソで、巧との間に亀裂が生じたときの駆け引きが絶妙な心理描写となっていた。
他の選手ではオールラウンドプレイヤーのサワ(米谷真一)が好きなキャラだ。お調子者だが、ミスも多い。暴力事件などでは自分の臆病さを嘆き悩むというキーパーソンとなっていました。すし屋の息子とともに仲間たちの潤滑油となり、チームには必要不可欠な存在なのだろう。野球はチームプレイであることを爽やかに感じさせるキャスティングだったと思います。
孤独なピッチャー、そして彼の家族。特に病弱な弟青波(鎗田晟裕)と母親(天海祐希)の溺愛ぶりが巧をさらに孤立させるが、そのおかげでワガママな性格が相手を思い遣る性格へと成長していく過程が清々しく伝わってくる。バッテリーの絆と家族の絆、このバランスが“ピンチに弱い”巧を鍛えてくれる様子にも心が温かくなりました。
頭髪の問題とか、道場破りにも似た漫画的な展開というツッコミどころもありましたけど、リアルな描写のおかげで夢中になってしまい、忘れてしまいました。それよりも、すっかり童心に帰った気分に浸れ、キャッチボールがしたくなります・・・10分100円でいいから・・・
青春映画で一番!
高校生らを主役にした青春映画をたくさん見て来ましたが、この映画が一番だと思いました。
真面目に作られているので、観客を学生だけを対象にした内容ではなく、大人も楽しめます。
野球が詳しくなくても見れて、野球シーンも本格的で物語に入り込めました。
親子関係もしっかりと描かれていて、大人が理不尽に子供を責めていたり、兄弟の片方だけに注意がいき過ぎていたり、将来のためと子供の好きなものを奪っていたり、いい勉強になりました。
子供自身の葛藤、友人との衝突など、様々なことが起こりますが、どれも詰め込み過ぎている印象はなく、それでいてちゃんと回収しているのが、すごいと思います。
バランスが素晴らしいです。
主人公の弟の青波くんも素直でとってもかわいかったです。もちろん、主人公の林遣都くんは演技上手でかっこよくて、他の作品をぜひ見たいです。
子供に見せるのに躊躇う過激なシーンがあるのは残念。ない方がいいとは思いません。早送りして見せて欲しいと思います。
映画には珍しく題名と内容が合ってるのも◎。バッテリーの成長が感じれてよかったです。
<5分カットあり>
納得のはまり役
原作既読。巧、豪、サワ、東、青波等、キャストが原作から抜け出てきたようだった。
巧の祖父を演じた菅原文太が素晴らしかった。ともすれば説教臭くなるセリフが、自然と頭に入ってきた。
主演の林遣都は、ガラスでできたナイフみたいな原田巧を体現。ものすごい美少年。容姿だけでなく、今、この瞬間しかない少年としての美があった。なるほど、原田巧はこういう姿をしていたのかと納得した。
巧の弟の青波は、天使のよう。こんなに可愛くて病弱な弟がいたら、親の関心が弟に集中し、原作で巧が鬱屈していたのも納得。映画ではその感情は殆ど描写されていない為、原作既読の方が楽しめるだろう。
ストーリーは、原作1、2巻をメインに巧中心に整理整頓し、よくまとまっていた。原作は3巻以降、他キャラ中心になり軸がぶれた為、一つの作品としては映画の方が出来がいい。
ただ、「巧の野球は祈りで、病弱な弟の為に野球をしている」と父がラストで述べたのは、原作と真逆。原作では、野球に呪縛され、自己存在の証明の為にボールを投げる少年だからだ。その難しい気質をそのままやると泥沼にはまる為、変えたのだろう(原作も作者が巧を描けなくなり、実質未完で投げ出された)。
そんな泥沼な原作を、友情、家族愛をテーマに再編したのは正解だったと思う。直球で優しく穏やかな、いい作品となった。
感情移入できんかった
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