さくらんのレビュー・感想・評価
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一番哀しそうなのが金魚鉢の金魚とか。
蜷川さんの映像美&椎名林檎さんの音楽。
吉原云々、花魁云々ありますが、とにかく魅せ方は綺麗。
蜷川さんの極彩色が映えまくり、でもどこか洪水気味。
艶っぽい林檎さんの歌声も、儚い花魁風情を絶妙に表現してた。
お話としてはうーん、、、3文以下。
この映画に花魁の気品も色気も感じられず。それもこれもストーリーの幼稚さ。
身請け話蹴って好きな男との逃避行って恋愛脳ド直球な展開が
遊郭吉原の格式も花魁の風格も、とことん安っぽく感じさせる。
廓の中の鳥ってそんなに奔放な訳ないでしょ(笑)
土屋アンナさんはカッコいいよ。
でもそれだけで花魁を演じるには無理があったんじゃないのかな。
花魁言葉のはまらなさったら無かった。
つっぱろうにも華がない。粋を感じられない。ただの粗野な女の印象が。
菅野美穂さんはもうね。さすがの演技としか言いようがない。
それでも何か、色気の方向が妖艶すぎて違うような気がしたけど。
この映画の結末を花魁の情念の末と捉えて観ては駄目。薄っぺらすぎるから。
ただ現代の恋愛ドラマに着物着せて駆け落ちさせてみました程度で調度よいのかも。
正統派ではないけれど、純愛映画だと思います。
この映画、正統派ではないけれど、実際のところは純愛映画だと思います。
正統派の純愛映画って、ベタベタになってしまうので、いろいろなコロモをつてけているだけです。
ラストシーンがとてもよく、本当の愛にめざめ、自由になりましたって感じのハッピーエンド風になっており、最後のセリフがとても印象に残りました。
久々にいいものを見せてもらった気分になりました。
しかもこの映画のラストシーン、埼玉県幸手市の権現堂桜堤で、埼玉県民的にも、感動させてもらいました。
たしかにPVのような雰囲気はありましたが、映画の途中で、PVが入っている感じで、二倍楽しめました。
なによりも、土屋アンナさんが、かっこいいです。
かわいいとか、きれい、ではなく、かっこいいです。
ほれぼれしました。
きよ葉って、中身は、完全な男性キャラとして設定されていると思います。
体は女性だけど、心は男性のきよ葉が、女の世界で、いろいろなギャップに悩みながら、頑張っているみたいな印象を受けました。
なんだかその感じに、土屋アンナさんの、うまいんだか、へたなんだか、よくわからない演技がよくマッチしていて、リアルなはずないのに、妙なリアル感を出していました。
この役は土屋アンナさんしか考えられないでしょう。
私は原作読んでいないので、原作と比べて、どうのこうのとは言えませんが、映画としてはよくできていると思います。
ずばぬけていいという程ではないけれど、十分楽しめる、面白い映画と思います。
極彩色
土屋アンナのひとり舞台
映像とその構図は素晴らしいが。。。
吉原に幸多かれ
赤、赤、赤・・・
強めかな・・・
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