エクステのレビュー・感想・評価
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栗山千明「こっち来い!変態!変態!変態!変態!変態!変態!」
過去数回鑑賞
監督と脚本は『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『恋の罪』『ヒミズ』『新宿スワン』『映画 みんな!エスパーだよ!』『エッシャー通りの赤いポスト』の園子温
あらすじ
水島優子はスタイリストの卵
ダンサーの卵の森田由紀はルームメイト
二人暮らしの生活に優子の姪マミがプラスワン
優子の姉が優子に面倒をみるよう幼い娘を押し付けたのだ
その一方でエクステ絡みの怪死事件が頻発していた
死者の呪いでエクステが縦横無尽に伸びまくり巻きつき凶暴化し人を襲うのだ
2007年公開作品
今から16年前の作品
現在39歳の栗山千明は当時23歳くらい
変わらないね
そんなわけないはずだが変わってない
今は亡き大杉漣の怪演が光る
異常な浮かれっぷり
典型的な鬼母を演じたつぐみも光った
つぐみ懐かしいな
なんで芸能界やめたんだろう
初鑑賞のときは印象があまりなかったが満島ひかりがヒロインの同僚として出演していた
配役
海辺の美容院「ジル・ド・レエ」に務める美容師の水島優子に栗山千明
優子の姪の水島マミに佐藤未来
ダンサー志望で友人の優子と同居している森田由紀に佐藤めぐみ
キャバクラ嬢として働いている優子の姉でマミの母の水島清美につぐみ
優子が務める美容院「ジル・ド・レエ」のオーナーの杉村佳代に山本未來
優子と同じ美容院で働く美容師の幸田サチに町本絵里
優子と同じ美容院で働く美容師の椎名百合子に満島ひかり
優子と同じ美容院で働く美容師の加藤奈々に尾上綾
優子と同じ美容院で働く美容師の桜井雄太に永田良輔
優子と同じ美容院で働く美容師の田中サリナに峰えりか
エクステの呪いによって亡くなる優子と同じ美容院で働く美容師の近藤に夏生ゆうな
ジル・ド・レエの客の鈴木ユカリに林田麻里
死体安置所の職員に高瀬アラタ
警察署の死体安置所に寝かせられた遺体の少女に田井中蘭
看護師に澤山薫
別の店の美容師のみゆきに松下恵
みゆきの客に不二子
タクシーの運転手に蛭子能収
キャバクラの客の矢口に田中哲司
警備員の服部の柳ユーレイ
警備員の三ツ谷に大谷俊平
警備員の高島に田中要次
エクステをつけた女性が次々と謎の死を遂げる事件を捜査している刑事の菅原達夫に光石研
菅原の部下の田村次郎に山本浩司
警察署の死体安置所に務めている変態的な髪フェチの山崎ぐんじに大杉漣
既に亡くなっているが麻酔をかけられないまま臓器を取られた怨みからかなぜか髪が伸びる外国の少女に佐久間麻由
刑事ドラマの俳優に石川雄也
刑事ドラマの刑事に宇野祥平
変態毛髪フェチ山崎(大杉漣)は死体安置所で働くオジサン。髪が伸びる...
変態毛髪フェチ山崎(大杉漣)は死体安置所で働くオジサン。髪が伸びる死体をパクって家に持ち帰りエクステを作って美容室に持ってく。その毛髪には残虐な殺され方をした生前の記憶が残っていて...みたいな毛に襲われるパニックホラー。
美容師のたまご栗山千明がメインヒロインでクズ姉貴の子供とのドラマも良い。
後を濁さず、きれいな終わり方。
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自宅で鑑賞。原案・監督・共同脚本・共同音楽:園子温。特典映像内で『リング』シリーズ('98~)の“貞子”に監督が触れているが画面は『呪怨』シリーズ('99~)を彷彿させる。導入部は紛う事無きホラーだが中盤から方向を見失った印象でコレでは笑えない。大杉漣演じる孤独でドコか憎めない“山崎ぐんじ”、前半と後半でキャラクター的な深みが無くなり単なる気持ち悪いオジサンに変ってしまう。物語として着地点を模索していたのではないか。ホラーとして監督独特の毒をもっと盛って欲しかった。特典映像が面白かった。50/100点。
・誰が演じても多少の外連味が出てしまうベビーフェイス・キャラクター“水島優子”、その意味で栗山千明は合格点、寄り目が上手かった。“杉村佳代”の山本未來はクールな割に出しゃばらず適役。他に“水島清美”のつぐみ、“森田由紀”の佐藤めぐみが印象に残った。「ヘア~、ヘア~、myヘア~、ヘア~♪」は確かに耳に残る。
・鑑賞日:2011年11月9日(水)
とりあえず、見ておこう
と見たけれど、ホラーではないよね。
歌はたしかに耳に残ったけど、そんなもんしか残らないって作品としてどうよ?
レンタルの隅っこで入れ物が痛まないまま消えていく作品。
ワロタですww
ホラーとかなってるから基本ホラーが苦手なあたしはちょっと息んで鑑賞(笑)
なんなん!これ!
結局は園さんの映画だからね(笑)
ワロタです。
ホラーじゃないでしょ!笑
大杉漣がサイコーに面白かった。
園さんの脚本、やはり好きだなあ。
とりあえず、ホラーじゃないです(笑)
面白かったです。
最後ワロロンwww
最後の効果音で吹いたわwww
しっかし登場する髪の毛のバケモノより、出てくる登場人物のほうがはるかに怖い。ああいう子供が虐待されてるのとかフィクションでも見てらんないです。つくづく生きてる人間のほうが怖いなと思うわ。
大杉漣氏の怪演が注目の的でした。
冷たい熱帯魚のでんでん氏といい園子温氏はこおいうのが好きなんかね。
まあ、この2つの映画しか見たことないけどもwww
ただホラー映画としてはどうだろうかね、いまいちかもなぁ
ほんとなんで最後にあの効果音つけたんだよwww
本当に怖いのは・・
「愛のむきだし」で世界から高い評価を受けた園子温監督が、栗山千明を主演に迎えて描く、サスペンスホラー作品。
ヘアー・エクステンション、通称エクステに使われる髪は、誰のものか分からないそうだ。どこの国から流れてきたのかすら実は分からない。食品やら化粧品は生産国に対する関心が非常に高いのに、この無関心は明らかに不自然である。これは・・面白い。
監督、園子温は巷の女子高生との会話を通して、このエクステ裏話を聞き本作の発想に繋げたという。非業の死を遂げた女性。彼女は現世に激しい怨念を持ち、伸び続ける髪をもって殺戮を繰り返していく。上質なエクステとなって。
作り方が、陰湿である。純粋に「この世への復讐を果たそうとする亡霊」と「それに抗う人間」という構図で作っても相当に人間の恐怖心を煽るテーマである。それなのに、この簡潔な展開に「亡霊よりも薄気味悪い変態」を乱暴に放り込み、観客をかき回す。
「マイ ヘア~」と死体の髪を収集する遺体安置所に務めるオヤジ・・いそうだ。隣の部屋にいそうだ。この「あり得る」気色悪さをとことん掘り下げ、軽快に嫌悪感を弾き出す。加えて亡霊、貴方のつけてるエクステに憑く伸びる、ひたすら伸びるぶっ飛んだ殺意。これまた・・・「あり得る」。
臨場感、溢れすぎである。
大杉蓮の楽しく陽気な毛髪オタク狂も悲しいほどに「あり得る」(大杉さんがそれっぽい訳では無いので悪しからず)。本当に怖いのは「髪の毛」でも「オヤジ」でもない。こんな今夜も眠れないどろどろ不条理絵巻に私達を突き落とした、どこかの映画監督である。
雄弁に、この物語は語る。実は、人間の悪意の方が、幽霊よりも、呪いよりも、悪趣味で、理解不能で、怖い。
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