「不運な男の描いたシナリオ」ラッキーナンバー7 Byxbeeさんの映画レビュー(感想・評価)
不運な男の描いたシナリオ
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仕事を無くし、シロアリに家をやられ、彼女に浮気され、強盗にバッグを盗まれ、さらに人違いでギャングに他人の借金の返済や殺人を命令され、さらにさらに自分の命も狙われるという、ジョン・マクレーン以上に不運すぎる男の話。
それでも殺人や借金の返済を引き受けちゃうし、逃げるそぶりは無し。明らかに疑わしいんですが、やっぱりこれは復讐をなしとげるために彼とパートナーによって練られたシナリオ。
あの刑事が絡んでくることも計算通り。
ルーシー・リューと恋に落ちるのはシナリオ外でしたが、彼女の命を守るところは狙い通り。相棒の癖を知り尽くしているからこそですね。
冒頭の駐車場・オフィス・空港での殺人、カンザスの激震、ベッドサイドの電話などの伏線も後半で一気に収束してスッキリしました。
でも、あまりにも冒頭に詰まっていたので、DVDですぐに見直しました。
ダニー・アイエロはレオンやプレタポルテで見て以来で、オープニングに名前が登場したときは楽しみだったんですが、すぐに殺されたので、残念。
ブルース・ウィリスはどの映画でも銃の構え方が同じですね。
最後に、原題の『Lucky Number Slevin』も邦題『ラッキーナンバー7』はネーミングがイマイチです。
私はあまりネーミングセンスは無いですが、『Returns』なんてどうだったんでしょう?
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