「不安感が狙いなら成功してる(私は苦手)」ラッキーナンバー7 Chuck Finleyさんの映画レビュー(感想・評価)
不安感が狙いなら成功してる(私は苦手)
見始めて、TVで観てはいけない映画の典型と分かりましたが仕方がない、と思っているうち見ることに集中すらできなくなって洗い物とかし始めてしまったので実はレビューする資格がありません。
でも意味不明にスタイリッシュで、主人公始め登場人物が押し並べてド冷静で、でも常に何か緊張感ではなく不安感を漂わせた進行なので、意図的であれば良く作った映画なのでしょう。好きな人は気に入ると思います。
ただ私は映画に娯楽と救い(自分でも少し意味不明)の浮世離れタイムを求めて観る人なので、次々やってくる場面の不安感がキツく感じCMタイムに救いを求めてしまった。その内DVDかオンデマンドで集中して再鑑賞しますわ。ただ記録として、思ったこと二つ。
・このようなスタイリッシュでわけ分からん展開の映画は、おうおうにして名作でも駄作でもワケ分からん部分や伏線回収のハテナ?が山盛りのまま終映するのが常ですが、本作は違います。結末が陳腐すぎもせずしっかり説明して終えてます、が、本作の評価がイマイチなのは、もしかしたらこのちゃんとしてしまったがゆえでしょうか。ならちょっと可哀想な気がします。
・そんなストーリーへの懸念もあって、本来“スレブン”となるべき邦題を、いわば本編と全く関係ない“7”にしてまさか不可解大作「セブン」にあやかったのでしょうか。ワタシは寧ろ意味不明な言い回しの“ラッキーナンバー・スレブン”の方が謎めいていて普通に良かったのではと思いました。
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