「善い猫と悪い犬、謎々ノワール・バイオレンス」ラッキーナンバー7 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
善い猫と悪い犬、謎々ノワール・バイオレンス
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冒頭から銃殺事件、とにかくやたら人が死ぬ暴力映画だと思ったら、カメラは人違いからマフィアに脅され刑事に殴られ理不尽な殺しまで押し付けられる不運な青年を追ってゆく。
青年は知人のニックフィッシャーに間違えられるが名前はSlevin Kelevraらしい。
それにしても豪華俳優陣、2大勢力のマフィアのボスにモーガン・フリーマンとベン・キングズレー、悪徳刑事にスタンリー・トゥッチ、そして謎の殺し屋グッド・キャットにブルース・ウィリス。
劇中でもチャールズ・グレイなど007の悪役に話が及びますが本作も、確かに大物としての貫禄は十分ですが妙に人間味が邪魔します、もっと極悪非道の悪党然とした俳優さんの方がやっつけ甲斐があったでしょう。R15+指定ですがB級映画と違って濡れ場はありません、やたら人が死ぬからという指定です。
一応、謎々映画なので詳細は観てのお愉しみですが多少ネタバレご容赦。
原題のLucky Number Slevinは八百長レースの競馬馬の名前、邦題の7は馬番でした。
青年のSlevinは馬からとった偽名ですしKelevraというのはヘブライ語(ユダヤ人)で「悪い犬」だそう、殺し屋がグッド・キャットですから手の込んだひっかけを仕込んだものですね。
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