リトル・ミス・サンシャインのレビュー・感想・評価
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感動物と聞いていたので、個人的にはやや期待はずれだったが、万人にお...
感動物と聞いていたので、個人的にはやや期待はずれだったが、万人にお勧めできる映画だと思う。
ある程度先も結末も読める、典型的な話ではあるけれど、散りばめられた台詞や人物の行動に、多分誰もがあたたかな気持ちになれる。
登場人物全員が何かしら苦悩を抱えていて、それらは大仰に描かれていて笑えるけれど、誰でも彼らの悩みのどれかには重なるものがあるだろうし、バラバラなようで根底的には共通した、人生への虚無感、無力感、といった普遍的な苦悩だからこそ、ラスト近くの、苦悩の日々にこそ意味がある、という言葉に誰もが励まされると思う。登場人物も個性的で、退屈しない。一度観ればいい。
助け助けられる家族愛を感じた。 オリーブのリトルミスサンシャインに...
個人的に、これを観るたびにフライドチキンが食べたくなる・・・。
オンボロ車に乗り、繰り上げ当選した美少女コンテストに、アビゲイル・ブレスリン演じるオリーヴが出場するため 家族全員で会場のカリフォルニアまで行くことに。
その道中で起きる 様々な出来事を通して
バラバラだった家族が 次第に一つになっていく様子が描かれた とても心地のいい作品。
特に、ヘロイン中毒のおじいちゃんが 名言を残しますw
警察に止められ、危機一髪の時でも(?!)救ってくれました!
ドウェイン役のポール・ダノも、ホント良かった!
ドウェインの「自分の飛びたいように飛ぶ!」は 人生において、とても大切なことですよね。
そんな人生の指針とも言うべきセリフが随所に出てきます。
オリーヴは、劇中に何度か「ダンスの練習をする」と言ってどこかへ行きますが 踊っている画はありません。
これは、コンテストが始まるまでのお楽しみとなっています!
振り付けを考えたおじいちゃん・・・。流石です・・・。
本当にこの作品は大好きで、何年越しで何回観てるかわかりませんw
まず、役者と役柄がピッタリ合っていてイメージしやすく それぞれのキャラクターに対して感情移入がしやすい数少ない作品の一つではないでしょうか。
グッと入り込んで観ることができ、それでいて面白いんだから言うことないですね!
だよね
泣ける
オンボロワゴンを「家庭」として捉えると、ラストのセリフで素敵なハッピーエンドになるという話
「家族の再生」とか大上段に構えずに、気の利いたファミリーコメディくらいの期待感で観るのが良いと思います。
ポンコツ一家がオンボロワゴンで、娘のミスコンテスト会場にはるばる旅するお話です。
ファミリーコメディなだけに、家族・家庭がテーマなわけで、当然この映画に映る「人びと」の話なんですけども、この黄色いオンボロワゴンがとっても象徴的なのです。
序盤でクラッチが壊れて、「押しがけ」しないとギアが入らないし、終盤ではクラクションが鳴りっぱなしになったり、ドアが取れちゃったりするんですけど、それでもなんだか乗ってるのが楽しげな車なんです。
このオンボロワゴンが何を象徴してるかというと、まさに家族生活・家庭生活だと解釈するのです。
ポンコツ一家の家庭生活なんて、みんなで協力して「押しがけ」しないことには前に進んでいかないんです。
タイトルにもなってる「リトル・ミス・サンシャイン」というミスコンテストのクライマックスは間違いなくこの映画のオススメポイントで、体調によって、爆笑する人もいれば号泣する人もいるでしょう。でも僕の一番のお気に入りの場面は、その後のラストシーンです。最後の「押しがけ」シーンにこそ登場人物たちの成長が描かれているし、それを経ての「ギアが入った。」という何気ないセリフによって、
「あ、この家族は“ギアが入った”から、もう大丈夫なんだ。」
と、素敵なハッピーエンドとして捉えることができるわけです。
笑いたい時にオススメしたいです。
とても面白かったです!!家族みんな個性的で憎めなくて…笑
車で旅?をしているうちに家族の絆みたいなものを作っていく過程がとても素敵でした。心温まりました!なんといってもオリーヴがかわいい!笑いたい時にオススメしたい作品です。
幸せな日々は無駄に過ぎて何も残らない
こういう家族を持ちたいと必ずしもは思わない。しかし家族に幸せの形なんてない。どんな家族でも一緒にいるだけで結局は幸せなんだと思わせてくれる、そんな映画だった。
だって一人一人みたらクズばっかだし。親父は中身のない完璧主義者だし、じいちゃんとかヘロイン中毒でどうしようもないし。
でもオンボロバスでみせたじいさんのバカ息子に対する気遣いとか、みんなで娘のダンスを止めさせなかったこととか、家族であるからこそ見せる愛が(ベタだけど)素敵だった。
僕もあのニーチェ厨みたいに世の中クソだと言いたくなるときがある。きついのはもう嫌だぁとか思ってる時は大概のことを周りのせいにしてしまう。
「幸せな日々は無駄に過ぎて、後に何も残らない」
これはプルーストの引用なのかな?でもいい言葉だと僕は思う。
完璧じゃない家族
めっちゃいいーー! まずこの少しレトロなワゴンに色合いにマーガレッ...
泣いてしまいました。
基本的に「心温まる家族の絆・ロードムービー!」と言うような宣伝文句のついている映画を見て泣いたことがありません。なんというか薄っぺらかったり、感動させたいんでしょ?というようなものが多く・・。それ以来そういう文句の付いている映画をなんとなく敬遠していたところがあります。
これも最初はただ癖のありすぎる個々のいる家族の食卓から始まりました。なんでもかんでも勝ちにこだわる父、怒るとすぐにブチぎれる母、ドラッグと女の話ばかりする祖父、ニーチェに影響を受けて言葉を話さなくなった兄、天真爛漫なすこし太めの娘、そしてそこに自殺未遂をした母の兄が加わり・・。という感じです。
すぐにぶつかり、個々が違いすぎるせいでまったく会話がうまくなりたちません。そんな中娘が子供達のミスコンに出ることになります。
お話自体は特に変わった話でもなく、わかりやすく展開します。
けれど、その展開も無理があったり、見ている人に「こう感じてね」と押し付けるようなものは一切なく、とても自然です。
この映画の中で、家族の大人たちが皆、オリーヴによって変化していく様が素晴らしいと思います。それも「自然と」変化していく感じで、見ていても微笑ましく感じられます。皆なんだかんだ言ってもオリーヴのことをとても愛しています。
家族の中でオリーヴが一番、自分のことに一生懸命で、前向きなのですから。子供ながらのその姿に大人たちは動かされてしまうのでしょう。
最後の最後まで家族の絆は危ういのですが、ミスコンのシーンでは泣いてしまいました。
エンディングも、ハッピーエンドとは言えないのかもしれません。けれど、都合のいい感じではなく、「そりゃあそうなるよね。でもよかった。」と思わせてくれると思います。
ポンコツワゴンも家族の一員
美少女コンテスト、自己啓発本、ドラッグ、引きこもり、自殺未遂。アメリカ社会の歪みの「原因」ではないけれど「結果」が、てんこ盛り。
アメリカそのものがミスコンだ。美しくあれ、強くあれ、ゴージャスたれ、とみんなが勝者になろうとする。
しかし、多くは敗者だ。
我慢して考えすぎたり、つまらないものを守ってばかりいても、さみしい。
ちょっと傷ついて、でもあきらめないで、みんなもっと近寄って、人生なんて笑い飛ばそう!
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