椿山課長の七日間のレビュー・感想・評価
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何か、命を冒瀆している、善悪を履き違えている、そんな感じがする
悪事の限りを尽くした暴力団の頭が美化され天国に行くのは、とても受け入れがたい、フィクションであれ。 不倫の末に生まれた子供をのうのうと知れずに育てて、まだ、不倫を続け、旦那が死んだら、不倫相手と結ばれてハツピーになる結末も受け入れがたい、せめて、悔いてほしい。 伊東美咲が何故出てくるのか、理解しがたい、総じて、命を冒瀆しているような映画でした、原作はどうなのでしょう。 志田未来だけ、あと、コブクロの歌だけは、少し良いかな。
これは、知りたくなかった
映画「椿山課長の七日間」(河野圭太監督)から。
原作者の浅田次郎さんが、本当にこれで納得したのだろうか?
書籍(同名・朝日文庫刊・405頁)を読んだ後に、
この作品を鑑賞したので、驚くことばかりであった。
たしかに400頁を超える小説を、2時間足らずの映像にするのは
いろいろな部分をカットしたり、再編成したりするのだから、
原作を忠実に再現するのはむずかしいと認識しているけれど、
小説を読んでメモした台詞は、ほとんど出てこない。(笑)
多くの未練を現世に残したまま突然死してしまった椿山課長が、
3日の黄泉がえりを許され、姿を変えて現世に戻り、
仕事や家族について、未練を断ち切ろうとするのだが、
生きている時には気付かなかったことが、どんどん明るみになる。
そんな時、主人公が呟く。「これは、知りたくなかった」
この一言を、気になる一言として選んでみた。
実は、自分が思っているほど、愛されていなかったり、
逆に、感じている以上に愛されていたり、複雑な想いが募るだけ。
死んだら未練を残さず、あの世へ行く方が良さそうだ。(汗)
今回は、脚本の失敗だな、たぶん・・。
P.S.
主人公の伊東美咲さんと、中山美穂さんの区別がつかなくなってしまった。
どう考えても役者の力量にかかってる映画なのに…
ちらっと観た紅白が素晴らしかった西田敏行さん。お芝居観たいなーと思っていたらタイムリーに朝からTVでやってくれていました。
入れ替わりものをはじめとする別人格を演じる話が好きなのもあって設定もすごく惹かれる!レビューサイトのアベレージも軒並み高い!
と期待大で観たのですが…時間が経つのが長かったー↓
もー伊東美咲さん!!!!!!と成宮くん!!が、ひーどーい!!
志田ちゃんはさすが。w
こういう、演技力がものをいう話はミーハーなキャスティングは控えてほしい。ほんとに!!(切実)
原作は未読なのですが、このキャスティングでいくならもういっそのことアレンジしまくって美女(伊東美咲)が太ったおじさん(西田敏行)になるパターンが観たかったというくらい伊東さんのターンがもったいない。
頑張りはすごく伝わるしブロックサインのところはかなり良かったんだけど…でもフォローしきれない。
きっと笑って泣ける映画なのに、素材を殺してしまうお芝居でどうしてもシラけちゃう。たまに観るに堪えないくらい。
例えば伊東さんと成宮くんのくだり。「これ本当はやくざのおっさんと太ったおっさんなんだよねww」っていうのが醍醐味なはずなのに、同一人物感をまるで感じさせてくれないのでその本来の楽しみ方ができない。これが作中ずっと続く。
あと、大筋の設定はよくあるこういうお話の中でとっても個性的で大好きなんですが(実際の“あの世”はどうなってるんでしょうねw)、細かいところがちょいちょい引っ掛かる。
原作がどうなのか知らないからあれなんですが、「あまりに気の毒なので知ってきてください」にも「ん?」って感じたし、息子の前で節操なさすぎる母親と嶋田も設定上必要だったとはいえあんまりだし、椿山は椿山で子供置いて遅くまで飲みに行くしetc…で大団円もウルウルっとはきたけど手放しで感動できなかったです。あとタクトのくだりのスローはゴメンナサイ興ざめでしたw
監督と脚本とお芝居がちぐはぐというか、なんかもったいない調理法が目立つ映画でした。
素敵なおじいちゃんの出番が最後までお預けなのも残念だったなあ。
やりようによっては絶対もっとおもしろくなる題材だと思うので、違うスタッフやキャストでリトライしたら是非観てみたいです。
もうひとひねり欲しかった
拙ブログより抜粋で。 -- 伊東美咲のオヤジ芝居だけは最後まで違和感が拭えなかったのが惜しい。 けど、子役を含めた脇を固める芸達者たちはお見事。 最近活躍著しい志田未来ちゃんは凄いねえ。完全に伊東美咲を食ってたわ。 技術的には、ところどころ編集の荒さが気になった。 話はこの手のファンタジーモノの王道で、安心して観られるんだけど、もうひとひねり欲しかったな。 好きだけどね。
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