地下鉄(メトロ)に乗ってのレビュー・感想・評価
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父親の生きざまを見て・・
浅田次郎の小説が原作。地下鉄銀座線でタイムスリップするストーリー。戦時中からの父親の生きざまを見て、子供として何を感じるか?名作である。岡本綾は芸能界からどうしていなくなったのだろう・・
報われない
過去にいくタイミングがいつも曖昧で中途半端で、しっくりこなかった。父親を嫌っていた主人公。その親子共々不倫をしていた。結局血は争えない。しかも愛人との子と実子が不倫関係になるなんて。気持ち悪すぎる。一番可哀想なのはみちこだ。生まれてこなかったことになって終わってしまった。言ってみれば一番罪のない人物なのに。過去にどうあがいても未来は変わらないって言わなかった?とんでもない。しかもその瞬間が残酷すぎる。自ら母と子を殺すなんて。目を覆いたくなった。
良作。
原作未読で、映画の内容も安いタイムスリップもの位にしか思っていなかった為、期待以上のストーリーと映像、役者人の演技に、どんどん引き込まれていく映画でした。
レトロな街並みと相まって、切なく感動しました!
登場人物の心理も解りやすくハマってます。
父親の生きざま・・
浅田次郎の原作小説を過去に読んでいたせいか、いきなり感情移入した。ほぼ原作通り。戦後のどさくさに紛れて生き抜く姿が分かった。アムール(父親)が満州で開拓団を助けてソ連軍に機関銃を撃ちまくるシーンには思わず感動した。銀座線を中心に東京オリンピックの時代と戦後の闇市の時代と戦時中に遡った映像に父親と主人公のルーツを見た。人は皆、様々な過去を背負っていると感じた。2006年、10年前の邦画・・
整合性がおかしい
過去にタイムスリップする映画は多いけど、それなりに現在と過去の時代設定がしっかりしていなければならないと思う。タイムスリップする方法が分かりづらい。主人公が東京オリンピックの頃、高校生なら、携帯電話のある現在では60才位になっているはずだが、どう見ても堤真一は40代。堤真一は過去は変えられなかったが、岡本綾は変えてしまった。でもどうして変えてしまったのかやや後味が悪かった。
過去を経験したことで現在が良くなるの?
総合55点 ( ストーリー:45点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:80点 )
例えば靴磨きの場面の少年たちの行動とか、時間旅行で場面が急に変わるところでの登場人物たちの演技とか場面の演出がわざとらしくて説明的で質が低い。
時間旅行の続く物語も唐突だし、それで自分が生まれる前の若き親の過去を見たところで、断絶するほど不仲だったひどい父親の行動を今更どうにかできるものでもないだろう。傲慢で暴力を振るい家族を犠牲にして子供たちの人生を狂わせた彼が、過去はもっと違う人間だったということだけで許されるんですか。彼が死ぬからということで悪い部分を忘れて綺麗な部分だけを取り出しているようにも思える。
そしてみち子は都合が悪くなると自らの始末をしていなかったことになって解決ですか。楽しみにしていた子供を誕生前に失った親に対して「ごめんね」だけで済むんですか。雨の石段を転がして都合よく胎児だけ殺せちゃうんですか。憎かった父親との和解という主題を前提に、いろいろと物語を無理しすぎてませんか。物語の不整合な部分だけでなく、この展開が好きになれない。
影を背負った雰囲気の岡本綾の存在は良かったし、主人公の堤真一の演技も悪くなかったが、時間旅行の理由や物語の展開に納得がいかずすっきりしない。一番良かったのは最後のsalyuの歌「プラットフォーム」かな。
父になる前の父親に会いに行く。
公開前に小説も読みました。
こーいうタイムトラベル系・家族話系大好き!!
もう、何回も見てます。
あんなに許せなかった父の父親になる前の若い頃に出会い、
触れあい心を近付かせている。
そして…娘の幸せと娘の愛した人の幸せを天秤にかけ
母と自分の命と引き換えに愛する人の幸せを願う愛人。
なんだか胸がきゅ~と苦しくなります。
けど、また見てしまうんです。
それ何か?タイムスリップってやつか?
映画「メトロ(地下鉄)に乗って」(篠原哲雄監督)から。
「この物語は私にとっての原点です」と
原作の浅田次郎氏が語るだけあって、大満足で観終えた。
タイムスリップを題材にした作品は数あれど、
最後まで軸がぶれずに、ワクワクさせてもらいながら
ストーリーが展開された作品は珍しいかもしれない。
「やっぱり親子だな、似てるよ。おやじに」と弟に言われ、
どこが似ているのか探していたら、奥さんに対する口癖、
「わかったような口を聞くな」が共通のメモとして残った。
さて、今回の気になる一言は、主人公が不可思議な体験を
笹野高史さん扮する会社の社長にしたら、返ってきた台詞。
「それ何か?タイムスリップってやつか?」
何が面白いかと言うと、主人公が勤めている会社が、
女性の下着販売会社で、キャスター付きの黒のバックに
「女性下着」を詰め込み、毎日、営業に歩いていたから。
もちろん、この台詞が発せられた時も、映像のバックには
女性の下着である真っ赤な「スリップ」が映し出されていた。
これは絶対、意識的だと確信して取り上げてみたが、
作品と全然関係ない視点で、誠に申し訳ない。
ただ、原作・脚本がしっかりしていると出来上がりもいいな、
安心して観ることが出来た、これ、私の本音である。
ほろりと来るパラレルワールド
脚本はまず、外れなしですよね、
原作が原作だもの。
んでもって役者も素晴らしい人が揃っています。
感情移入ばっちりです。
タイムスリップによって色々な人の人生が変わり始める。
ありきたりと言えばそうなんだけど、自分の人生を振り返り
見えなかった側面が見えて、みんなが幸せになってゆく。
とっても楽しめた、作品でした。
邦画もこういうきらりと光る作品が時々現れる。
映画って本当に良いですよね。
見ようによっては幸せな結末
人間の人生や人と人との接点は、地下鉄のように外からは見えず、路線のように複雑に入り組んでいる。一歩まちがえば、どこに行き着くかわからない。
この作品は、地下鉄をタイムマシンにして自分の若き父母に巡り会うだけの単純な話ではない。人の生い立ちの意味を深く考えさせられる異色のタイム・スリップものだ。
個人的には好きじゃないシチュエーションだが、見ようによっては幸せな結末を選択したヒロインの心情が切ない。
大沢たかおと常盤貴子が巧い。
(ノ_・。)うるうる・・
父親の死を目の前にして
父親に反発をしてきた息子が
父親の生きざまを振り返る話
和製「ビッグフィッシュ」か?なんて思ってたら
最後に泣かされました(ノ_・。)うるうる・・
地下鉄も効果的に使われていて
なかなか面白かったです
ぜひ近々小説のほうも読んでみたいと思いますw
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