「意味の薄い自己犠牲」地下鉄(メトロ)に乗って 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)
意味の薄い自己犠牲
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各要素の出来は良い。全体の雰囲気も良い。ただ、最後の彼女の自己犠牲のシーンで全てが台無しになっている。
自己犠牲に至る納得性が薄いので、悲しさより疑問が先にきてしまう。
父親の愛人の娘が産まれてこないことで、一体誰と誰がどのぐらい幸せになったと言うのだろうか。それは娘や彼女の存在と引き換えにできるようなものなのか。
主人公は父親の過去を知ったので、このままでも和解は出来たように思えるので、もっとしっかり彼女が自己犠牲に至るまでの説得力を描かないと、バカが考え無しにしんだようにしか見えない。
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