薬指の標本のレビュー・感想・評価
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謎・フランス映画
ストーリーが難解で結末がはっきりしない、観る人に委ねる作品。明快なストーリー、結果を好む人には向かないかも。
フランス映画と言えばレオンしか思い浮かばない程度だけど、あぁこれはフランス映画だだって思える作風
とても叙情的。
主人公のキャスティングは抜群。元スーパーモデルみたいで非常に綺麗で艶やか。
いや、良すぎたかもしれない。
エアコンのない部屋で汗ばむ主人公
陰鬱した雰囲気を描写したかったかも知れないがちょっと不充分。舞台セットのせい?主人公の綺麗さが勝ちすぎてただただ主人公が艶やかにみえた。
そして主人公と対となる標本師がイマイチ。
もう少し狂気的であってほしい。
主人公との初めての行為もなんだこの演出は?という交わり方。滑稽すぎる。
二度目のシーンも主人公がひたすらに艶やかに対して気持ち悪いオッサンが絡んでるみたい。
色気が求められてない標本師ならその絡み方(色男の絡み方)は違うだろ、もっと陰鬱した美人をダメにする変態的な絡み方じゃないと。
主人公が危うさを出してるのに
肝心な標本師は狂気さが足りなくて
ただの変なおっさん
主人公に食われてしまってる
モーテルの相部屋の男性とのくだりは
もし男性とつながれてたらラストは違ってたのかなと余韻の楽しみが増えた
最後の靴を脱いだ意味はなんだったんだろう
自由になりたくない、縛られたままでいたい
それなら脱がないまま標本室へ入ってくのが普通
なのに脱いだ
これはもう靴が無くても縛ってもらえるという表現なのかな?
標本という束縛と靴からの解放という矛盾の表現なんだろうか
色々と考えさせられる映画だった
(^-^)/
原作を読んでから観ました。
あの雰囲気は日本ではないのよね…フランス語だとかひとの感じがよく合ってた。
あの標本技師は、女性と恋というか…シたかったの…?笑。
フランス映画の音楽ってあんな感じなのね、大好きだなァ。
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