カクタス・ジャックのレビュー・感想・評価
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日本版DVDジャケットが作品トーンと合っていないのがちょっと残念
町の実力者である彼女の父親に挨拶に行った男が、その父親に恨みを持つ一味の誘拐事件に巻き込まれテンヤワンヤの大騒ぎ。
いかにもメキシコ産らしく、ラテン魂漲る能天気なノリと容赦ない暴力描写がなかなか楽しくて、車がスタジアムの座席にダイブするシーンがカッコよかったです。オリジナルジャケットの方がユーモラスで楽しいのですが、そのまま使うわけにいかなかったのか日本版はシリアスなものになっていてそこだけ残念です。
南米風タランティーノ?ガイリッチー?
ジャックが街の権力者であるカボスを訪ねると、ひょんなことでカホ ゙スが気絶してしまう。彼がその処置に追われる一方、カボスへの復讐を企むボッチャはカボスを誘拐するが、誘拐したのはまったくの別人だったことが判明し…
ロサード監督がタランティーノとガイリッチーにオマージュを捧げたクライム・サスペンス!(R-15)
というより、ブラック・コメディ仕立て(^^;)
アンジャッシュのコントのような勘違いにつぐ勘違いのドタバタ劇をスタイリッシュな映像と音楽で盛り上げる(^o^)
これはかなりおもしろい(>_<)!!
作風的はタランティーノの『パルプフィクション』ガイ・リッチーの『ロック・ストック&~』『スナッチ』に似ているが、南米のノリが加味されている。
当然、群像劇風だが主に2グループで、登場人物も強烈なキャラ立てで、まずこんがらがることはない。
主力クラスはイケメンと美女だし、主人公チームの脇も元ルチャリブレの王者、チビだが最強?の用心棒「人食いトニー」など個性派が揃い、下手なハリウッドの類似作より良くできてるし、見やすい(^-^)
物語は2、3、4、5…転とどんどん、こじれていくのに、最後には収束と脚本も見事!
エンドロール後に、最終的なオチもつきめだてし?(^-^;
アクションは少なめ(プロレスファンは楽しい)だが、クラシックのフォードとアウディのスタジアムカーチェイスは必見(-.-)
かなりシュールでブラック満載の笑いに、R15と凄惨なシーンもあるため、笑いのツボに合うかで、好みは大きくわかれます(^-^;
タランティーノ、ガイリッチーの犯罪ものが好きな方はぜひ(^o^)
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