インサイド・マンのレビュー・感想・評価
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爽快感すらある鮮やかな犯行手口
描かないことの功罪
プロの銀行強盗団と、警察の交渉人の攻防を描く物語。
デンゼル・ワシントン、ジョディ・フォスター、クライヴ・オーウェンが競演するクライムアクション。
緊迫感がある「プロ」同士の丁々発止のやり取りが秀逸。しかもテンポも良く、飽きずに物語に引き込まれていきます。
無駄にキャラを掘り下げを行っていないのも良いですね。特に強盗団は無人格に描かれていて、強盗団の不気味さを引き立てています。
ただ、それでも強盗団の動機部分は明らかにして欲しかった。「何故、強盗団はラスボスを狙ったのか?」「狙えたのか?」
ラスト、カタルシスを感じ難かったのは、この部分の明示がなかったことが原因のように思います。
私的評価は4.5.実力人気を兼ね備えた俳優陣の迫力に敬意です。
超一流キャストの三つ巴戦が見所
もったいつけなきゃいいのに
やっぱり、ちゃんと、スパイク・リー
センス、テンポ、セリフも抜群。そしてアイデア。
極上のクライムサスペンスであることは疑いようがない傑作。
しかし、この映画をただのクライムサスペンスとしてだけ観ると後味が悪い。
強盗団の目的は?真の黒幕は?
あの人質は実は強盗の見方では?
などなど。完璧な銀行強盗計画を描いた映画的な粗。
それは、見終わったあと皆さまが解釈してね。
と、委ねている感じ。
それがこの映画のテーマ。
フレイジャー刑事(デンゼルワシントン)を招き入れ、内部を明かしたのは、
「おまえなら事件後、ちゃんと真相(本質)を明かすための捜査を委ねていいよな。」
という値踏み。
それが、伏線(映画内では回収されていない)。
それこそがこの映画の本質と思った。
ターバンを返せと騒ぐアラブ系の男。
服は脱ぎたくないとゴネるご婦人。
アジア系男性をキモイと決めつけるデカパイ。
ホワイトという名前の腹黒い高慢な女弁護士。
ナチスに加担して富を築いた銀行創業者。
人種差別問題が裏のテーマなのだろうか。
いや、スパイクリーはもっと深いところをエグっている。
ユダヤと戦争と金と、そして人種。
そんなこと委ねられても、答えなんか出せっこないじゃん。
ごちゃごちゃ言わずに観ればまあ
ごちゃごちゃ言わずに観ればまあ、ふっつうの映画だと思う。
サスペンスってこういうものだとは思うので。でも、おそらくそれでは許してくれない人も多くいると思う。映画をよく観る人ほどそうなりそうなクオリティではある。
ごちゃごちゃちょっとだけ言うと、大風呂敷を広げた割に話しの広がりがない。どういうことかというと、銀行オーナーと市長と女弁護士、このへんの登場人物って話の流れでいくと重要なはずだけど、ちょんちょんと突いた程度の扱いで終わらせてる。戦争犯罪までちらつかせた割にすんごい普通の銀行強盗サスペンス。
まあ、そういう映画なのでいいんだけど。。
カルロスゴーン氏、逃亡はこれを参考にしたのかな
すごく面白い内容だと思います。
裕福なユダヤ人達の財産を奪い取り
その汚いお金を企業や人々に貸して莫大な利益を得ている人間がいることを世の中に知らせたかったのだと思う。
気になったのは人質が着替えた服はどうしたのか?
燃やして証拠隠滅をしないと犯人だとバレてしまう気がしました。
ジョディ・フォスターはこういう役が一番似合う気がするなぁ
背景が薄い
現金には一切手を付けず、人質を一人も殺さない銀行強盗。 それ自体は...
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