インサイド・マンのレビュー・感想・評価
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爽快感すらある鮮やかな犯行手口
見どころは、みっつ。
①犯行グループの鮮やかな手口。犯罪ではあるが、爽快感すらある。
②銀行強盗の裏にある銀行創設の秘密。
③刑事(デンゼル・ワシントン)や弁護士(ジョディ・フォスター)や銀行会長(クリストファー・プラマー)らによる駆け引き。
とてもよくできた脚本でした。
特に①は犯罪ではありますが、爽快感すらある鮮やかさでした。
結末はスッキリするような内容なんやろうけど、 なんかよく分からへん...
結末はスッキリするような内容なんやろうけど、
なんかよく分からへんかった
あぁ、へぇ、ふ〜んぐらいのテンションにしかならず
主役の刑事のキャラクターが苦手な役柄で見るんしんどかったわ
描かないことの功罪
プロの銀行強盗団と、警察の交渉人の攻防を描く物語。
デンゼル・ワシントン、ジョディ・フォスター、クライヴ・オーウェンが競演するクライムアクション。
緊迫感がある「プロ」同士の丁々発止のやり取りが秀逸。しかもテンポも良く、飽きずに物語に引き込まれていきます。
無駄にキャラを掘り下げを行っていないのも良いですね。特に強盗団は無人格に描かれていて、強盗団の不気味さを引き立てています。
ただ、それでも強盗団の動機部分は明らかにして欲しかった。「何故、強盗団はラスボスを狙ったのか?」「狙えたのか?」
ラスト、カタルシスを感じ難かったのは、この部分の明示がなかったことが原因のように思います。
私的評価は4.5.実力人気を兼ね備えた俳優陣の迫力に敬意です。
超一流キャストの三つ巴戦が見所
完全犯罪を企む強盗と、それを追い詰める刑事。そして謎の雇われ弁護士による犯罪サスペンス。
デンゼル・ワシントンやジョディ・フォスター等、豪華キャストによる三つ巴の心理戦が見所です☝️
多少独特の演出によりシーンが前後しながら進むので、最後に色々と繋がる感じ。
全体としては緊迫感のあるサスペンスではなく、謎めいたミステリー作品といった印象でした。
もったいつけなきゃいいのに
リー選手の映像感覚はいつもど真ん中、オープニングのカメラワークと音楽の入り方がメチャカッコイイです。デフォー君はコジャックよりNYPDらしい。ニヒルスティックな犯人もいいし、フォスター君はイヤーな女の役をさすがに演じてます。
ただ、いつものメッセージ性は希薄な、単純犯罪映画なんだから、スッキリわかり易く撮ればいいのに、脚本の責任もありますが、意外な評価の低さはそこにあります。普通の人は「なんだかよくわからんなあ」でしょうから。もったいない。
やっぱり、ちゃんと、スパイク・リー
センス、テンポ、セリフも抜群。そしてアイデア。
極上のクライムサスペンスであることは疑いようがない傑作。
しかし、この映画をただのクライムサスペンスとしてだけ観ると後味が悪い。
強盗団の目的は?真の黒幕は?
あの人質は実は強盗の見方では?
などなど。完璧な銀行強盗計画を描いた映画的な粗。
それは、見終わったあと皆さまが解釈してね。
と、委ねている感じ。
それがこの映画のテーマ。
フレイジャー刑事(デンゼルワシントン)を招き入れ、内部を明かしたのは、
「おまえなら事件後、ちゃんと真相(本質)を明かすための捜査を委ねていいよな。」
という値踏み。
それが、伏線(映画内では回収されていない)。
それこそがこの映画の本質と思った。
ターバンを返せと騒ぐアラブ系の男。
服は脱ぎたくないとゴネるご婦人。
アジア系男性をキモイと決めつけるデカパイ。
ホワイトという名前の腹黒い高慢な女弁護士。
ナチスに加担して富を築いた銀行創業者。
人種差別問題が裏のテーマなのだろうか。
いや、スパイクリーはもっと深いところをエグっている。
ユダヤと戦争と金と、そして人種。
そんなこと委ねられても、答えなんか出せっこないじゃん。
ごちゃごちゃ言わずに観ればまあ
ごちゃごちゃ言わずに観ればまあ、ふっつうの映画だと思う。
サスペンスってこういうものだとは思うので。でも、おそらくそれでは許してくれない人も多くいると思う。映画をよく観る人ほどそうなりそうなクオリティではある。
ごちゃごちゃちょっとだけ言うと、大風呂敷を広げた割に話しの広がりがない。どういうことかというと、銀行オーナーと市長と女弁護士、このへんの登場人物って話の流れでいくと重要なはずだけど、ちょんちょんと突いた程度の扱いで終わらせてる。戦争犯罪までちらつかせた割にすんごい普通の銀行強盗サスペンス。
まあ、そういう映画なのでいいんだけど。。
カルロスゴーン氏、逃亡はこれを参考にしたのかな
すごく面白い内容だと思います。
裕福なユダヤ人達の財産を奪い取り
その汚いお金を企業や人々に貸して莫大な利益を得ている人間がいることを世の中に知らせたかったのだと思う。
気になったのは人質が着替えた服はどうしたのか?
燃やして証拠隠滅をしないと犯人だとバレてしまう気がしました。
ジョディ・フォスターはこういう役が一番似合う気がするなぁ
1回目より2回目のが楽しめる。
(監督がスパイク・リーと後から気付き、納得)
人間の習性や盲点をよくついた、完全犯罪計画。
どいつもこいつも一癖も二癖もあり。
他のことをしながら見るとわからなくなるので(特に後半)、集中して見ることをお勧めします。
背景が薄い
銀行強盗と警察の頭脳合戦の裏には?の脚本。デンゼル・ワシントン、ウィレム・デフォー、ジョディ・フォスターとキャストも豪華だ。個人的には『部屋を分けた理由』やエンディングのニヤリは嬉しいのだが、裏の裏をかく心理戦の割に物語の本質が分かりにくいかなぁ…何故盗みに至ったのか?人によっては解釈が少し違うかも。
観終わって振り返ると、そんな訳ないやん的な出来過ぎ系で後々興醒め感もある。
好みのジャンルが故に辛口かも^_^;
現金には一切手を付けず、人質を一人も殺さない銀行強盗。 それ自体は...
現金には一切手を付けず、人質を一人も殺さない銀行強盗。
それ自体はかっこいいが、動機がもう一つ見えてこない。
つまるところは悪を懲らしめたいということなのだろうが、そこまで痛快な勝利でもないし、ラストも不完全燃焼だ。
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