「過ぎ去った時を戻ったとしても、思い通りにはできない」時をかける少女(2006) ジュンヤさんの映画レビュー(感想・評価)
過ぎ去った時を戻ったとしても、思い通りにはできない
10年くらい前にDVDで見ていい映画だなと思い、この度劇場公開されるということで足を運びました。
2回目でわかったところもあり、疑問点もありましたがやっぱり名作ですね。細田守監督の他作品も見てきましたが、個人的にはこの作品がダントツでいいと思う。
タイムリープしてリセットされた体に、10時間分のカラオケのダメージが残ったのは不思議でしたが、精神的ダメージで喉の痛さを感じたのかと勝手に解釈した。
「未来で会おう」という千昭のいる未来はかなり遠い未来だと思うけれど、普通に生きてて会えるのか?という疑問は野暮なんでしょうね。
マコトに告白した時の千昭は、未来に戻らずに現在世界でマコトと付き合う覚悟をしたのだと思うけど、このマコトにとって最もハッピーエンドの世界は2度と戻らなかった。
このあたりが、繰り返そうとも同じ時間は戻ってはこないを表していて感銘を受けました。
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