「瑞々しい青春⋯夏になると観たくなる!」時をかける少女(2006) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
瑞々しい青春⋯夏になると観たくなる!
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"土曜プレミアム" で鑑賞。
原作は未読。
いつもどおりの日常なのに、気づかない内に周囲は変わっていく。ずっと今のままでいられると思っていたのに、そんな想いには一切構わず時は進み、前へ進んでいかなくてはならなくなる。
それが大人になると云うことなら、突然の変化に尻込みしてしまって、全て無かったことにしたくなる真琴の行動には共感しかない。だがそれは、決して無かったことに出来るものではない。
思春期の心の機微を、鮮やかな映像と細やかな描写で描き出した細田守監督の演出手腕が心底素晴らしいと思った。初鑑賞時、とてつもない感動を味わった。青春の切なさや痛み、初恋の戸惑いが詰まった本作を、とても好きになった。
鮮やかな映像と言えば、入道雲の描き方に心底惚れた。モクモク空高く伸びる雲はそのまま真琴の心理に結びつき、嬉しくなったり切なくなったり、とても印象に残る。本作を観て以降、入道雲を見る度に本作を思い出してしまう。だから夏になると、自然と本作を観たくなるのである。
[鑑賞記録]
2007/07/21:土曜プレミアム
2008/07/19:土曜プレミアム
2013/??/??:DVD
2015/07/17:金曜ロードSHOW!
2018/07/20:金曜ロードSHOW!
2022/05/26:Amazon Prime Video
2022/07/01:金曜ロードショー
2025/11/28:金曜ロードショー
*リライト(2021/07/02)
*修正(2025/11/28)
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