明日に向って撃て!のレビュー・感想・評価
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奇跡的に生まれた傑作‼️
この映画、映画少年だった1970年代、「観たくて観たくて仕方がない映画」でやっと観た映画だった😊
個人的には、この映画は映画館でしか観たことなく、2枚組DVDを購入して自宅で観たのは初めて……🎥🙂
セピアカラーを上手く使った映像も見事だし、登場人物のキャラクターや映像・編集・音楽などなど素晴らしいアンサンブルから奇跡的に生まれた傑作‼️✨
「これは実話に近い物語である」と始まり、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド、そしてエッタ・プレイスの不思議な三角関係…というか友情を描きながら、西部劇らしからぬ喜劇的要素を盛り込み、自転車シーンで「♪雨にぬれても」が流れただけで【鳥肌が立つ感動】である💕
ブッチ・キャシディ(本名はロバート・パーカー)とサンダンス・キッド(本名はハリー・ロングボン)の二人、本当に愛しく見える描き方をされていて、魅力的🤗
1970~1980年代の頃にキネマ旬報に連載されていた和田誠の「お楽しみはこれからだ!」でも取り上げられたセリフ、ロバート・レッドフォードが言う「I can’t swim」は最高😄
ラストシーンも(特典映像で撮影方法・編集方法などが記録されているが)本当に最高‼️
傑作中の傑作映画‼️✨✨✨✨✨
0027 俺は泳げないんだ!
ポールニューマン特集で終活のために見直し。
起伏の少ない物語であるにもかかわらず
セピア色画面の始まりから
エンディングのストップモーションが
セピア色に染まるまで
110分ずーっとスクリーンに見入ってしまう。
改めてジョージロイヒルの力量に感嘆。
二大スターのオーラもさることながら
コンラッドホールのキャメラも
デジタル時代では出せない色感の良さ。
史実に忠実に描いたという
ウイリアムゴールドマンの脚本。
雨にぬれても、を筆頭とする
バートバカラックの音楽も実は物語の
繋ぎにしか流れてこないことにも驚く。
そして「卒業」以来の大ファンの
キャサリンロス。
超美人でもないのになんかいいんだよね。
こんな映画は今後二度と
出てこないでしょうな。
100点
6
イオンシネマ草津 20221109
初見 大毎地下劇場 1976年12月29日
初テレビ鑑賞 1977年4月8日『ゴールデン洋画劇場』
友情を題材にした名作。実話でなく神話です。
内容は、19世紀初頭西部時代も終わりに向かう時期、壁の穴強盗団の二人の男と一人の女が、南米ボリビア🇧🇴に向かうまでの逃避行物語。印象的な台詞は『俺達は、もう若くない!』このノスタルジーな厭世観が当時の人の共感を呼んだのではと思われた。違う変化が求められたアメリカンニューシネマという路線にピッタリ嵌り流行し刺激に貪欲だった時代性を理解した興行的に良い作品。試写会では全く新しい路線を評価されなかったのは驚きです。いつの時代も恒常性が働くのです。好きな場面は、最後の市場での銃撃戦に向かい撃つ直前の瀕死の二人の会話が非常に良かったです。痛みとユーモアと希望と諦観が入り混じり二人の強い絆を感じさせる良い終わりだった様に感じました。印象的な状況は、モンタージュを劇中3回施した場面です。編集も素晴らしく最近では余り使われない表現が新鮮で面白かったです。アクションコメディ作品として様々な要素を分断に盛り込んだ作品は、元ネタが実話ですが半世紀経った現在では神話の様に語り継がれる素晴らしい作だと感じました。
強盗団の儚い運命
名作をこぢんまりと観る心地よさ
シリアスかと思いきやコメディタッチの男二人の物語。
ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス。実は初めてみた。
日本語タイトルに引きづられたが、原題Butch Cassidy and the Sundance Kidのほうがスッキリ来る。
銀行強盗、列車強盗から一転強力な追跡のプロが現れ追われる立場に。広大な西部の乾燥地帯の平地、岩や山を駆け巡る。この壮大さは今回劇場で見たからこそ見応えがあった。しかし地域の人たちは強盗の彼らと真に敵対してはいないようにみえる。どことなく憎めずユーモラス。二人は理論派と射撃の名手でいいコンビ。冗談も言い合ったり、けなし合ったり。キャサリン・ロスも二人の間で愛くるしく気丈夫な女性役をこなしている。三人が正装して登場するシーンはカッコイイ。
ボリビアで三人が生活するようになるがここでも強盗などいろいろと事件が起こる。二人は殆どスペイン語ができないが勉強して何とか相手に命令しようとする。一方ボリビア人のスペイン語は日本語字幕がないので、何を言っているか分からず噛み合わないことも。筆者はスペイン語が多少分かるので、スペイン語のやり取りがとても面白かった。
ほとんどは本当にあったこととエンドロールにあったが、そこをエンターテイメント性の高く、優れた俳優を使い、面白い映画に完成させたのはさすがである。見てよかった。
そして、「雨にぬれても」Raindrops Keep Fallin' on My Head は、この映画の挿入曲として製作された。その曲が流れるシーンは、ポール・ニューマンとキャサリン・ロスが自転車ではしゃぐシーン。古き良き時代のアメリカ。とても良い。
銀行強盗を繰り返す二人の逃走劇
1969年度アカデミー賞脚本/撮影/作曲/歌曲賞受賞作品。
二人の男が銀行強盗を繰り返しながら逃亡劇を繰り広げる話。
結論として自分には合わず、最後まで見ることはできたが視聴後面白かったとはいえない。理由を考えるとこの作品のテーマがジャケット裏に書かれているように、夢を追い求める男が時代に取り残されていく様を描いているため、彼らはこの作品を通じて度々障害にぶつかりはするが自分の生き方を最後まで変えていないため、彼らの変化を見ることができず最後まで同じ逃亡劇の繰り返しとしてしか受け取ることができなかったからだと思う。ジョージ・ロイ・ヒル監督のスティングは面白かった記憶はあるがこちらは自分には合わなかった。彼らがそのようにしか生きれない切実性や内面の葛藤、彼らの個性に肉薄した表現をより強く描いていれば自分にも刺さったのかもしれない。話は少し変わってくるが、最近みたアニメ、スーパークルックスは最後まで犯罪をやめない馬鹿な登場人物ばかりの話だったが面白かった。
「セピア色」という色を初めて知った映画。
ようやく観た(スクリーンで)
シネスイッチ銀座のポールニューマン特集で観た。ありがと、シネスイッチ。
観たことはある。ただ、それは小中学生時代にTVで観たのか、はてまた20歳頃に名画座で観たのか、それすら定かではない。記憶の薄さから言えば前者だろうか。今回は、4Kリマスターを劇場で。至福の時だ。
恥ずかしい話ながら、どっちがポールニューマンでどっちがロパートレッドフォードかわからなかった。頭のきれるブッチがポールニューマンで、早撃ちキッドがレッドフォードだったんだね。
オープニングはモノクローム。列車強盗後に追われるシーン。そこからの5分間はすてき。朝もやの青さ、荒野の茶色、だんだん色づいていく映像。
派手な強盗シーンはあるんだけれど、けっこう多くのシーンは逃げ回っているシーンだったんだな。
終盤に入る前、ニューヨーク、コニーアイランド経由でボリビアに旅立つまでがいい。10分強の静止画の連続。当時のモノクロ写真の中にさりげなく三人の姿が埋め込まれている。動画では時間を要すところを、静止画にすることで、観ているこちらの想像力で補完させて大幅に時間短縮する手法。ストーリー的にも、ここを丁寧に撮ってしまったら、間延びして逆効果だったろう。
これこそ、アメリカンニューシネマって感じ。
うっすら気づいてはいても、突っ走るしかない破滅への道。
今の人たちが観たら「どこが、アメリカン "ニュー" シネマなの?」と不思議だろう。
主人公が正義の味方じゃない、主人公が分別ある大人の男じゃない、最後がハッピーエンドじゃない。そういう映画は今では当たり前だが、当時は驚きだったんだってさ。ハリウッドもこの映画の頃より前は、基本的には「水戸黄門」が基本だったってことかな。それに対して、この映のように、犯罪者が主人公の映画、エンディングシーンは破滅の映画、といったものがニューシネマ。それはフランスでヌーベルバーグ(New Wave・新しい波)として始まり、米国では "アメリカンニューシネマ" として、世界中を1960年代後半から1970年代にかけて席巻する大きな波となったそうです。
アメリカンニューシネマの中にも本作のように今でも色褪せないものもあれば「卒業」のように今観ると首を傾げたくなるものもあり。皆さんも機会があれば、いろいろ観てみてください。映画も、100年のうちに、幅が広がり続けているんだね。
あ〜、自分には面白かった。最後も静止画で、カッコいい!!
おまけ
「明日に向かって撃て」 と言えば 「雨にぬれても」 。この楽しそうな音楽はこんな風に使われていたんだなということを確認できてよかった。
「ゴッドファーザー」の愛のテーマといい、この音楽といい、緊迫感がベースになっている映画の中の "ひとときの安らぎ" というシーンは、俺たちの耳に心に染み渡るものなんだなぁ、とわかる。もちろん音楽がよければ、であることは間違いない。
大好きな作品のひとつ。
1969年の名作を大スクリーンで鑑賞出来たことに感謝です。
映画館で、ポール・ニューマン特集のチラシを手に取り、この作品が西部劇の名作と激賞されていたので、気になっていました。
ブッチとサンダンスという、19世紀から20世紀初頭に実在したギャングがモデルだそうで、この作品も1969年に公開された、非常に旧いものですが、見入っているうちに、不思議なことに、旧い映画ということを忘れてしまいます。
ストーリー自体は、列車や銀行強盗を繰り返すギャングに、腕利きの追っ手が差し向けられ、ひたすら逃亡旅行を続けますが、最後にポリビアの軍隊の一斉射撃で、あえない最期を遂げるという単純なものです。
ただし、その逃亡の過程での、束の間の享楽、そして、逃げ切れないと苦悩し、なんとか更正しようとする心情の変化の描写が優れていると思いました。
上映直後の、セピア色のフィルム映像、そして最後の、これもセピア色の写真のストップ・モーションには、かなり強い印象を受けました。
1969年に公開された、アメリカ西部開拓時代をモデルにした旧い作品を、21世紀の今、大スクリーンで鑑賞できる幸運に恵まれたことに感謝です。
ナイスなコンビ
名作だ。鑑賞してよかった。それもスクリーンで。
実はアメリカンニューシネマを代表するこの作品を全編通して鑑賞したことがなかった。テレビで何回も放映されてきたはずなのに。
たまたま、ポール・ニューマン特集でスクリーン画面で観ることができた。主題歌「雨に濡れても」は、何度聞いたことか。千回を下らないと思う。
五十年前に製作された作品なのに、古さは全く感じない。また、バカラックの音楽も洗練されている。カーティス音楽院在学中、先生から君は美しい旋律を書くことが出来る。それを活かすようにと忠告された。本当に良かった。この忠告がなければ、幾多の名曲は生まれなかったかもしれない。
この映画の公開当時学生運動に陰りがさしてきた。時代に取り残されて、あいも変わらず銀行強盗を繰り返すブッチとサンダス。社会に組み込まれて行く当時の若者(全共闘世代)がこの映画に熱狂したのもわかる。殺される直前まで夢を語るニューマンに共感したことだろう。
ところで、全共闘世代は当時を総括する名作(小説、映画)をまだ世に出していない。彼らはこのまま死んでいくのだろうか。村上春樹はこの世代だが、学生運動からは身を引いていた。少し年下の荒井由実の「いちご白書をもう一度」が代表になってしまうのか。いい曲だけど、私にはちょっと感傷的すぎる。あと、高野悦子の「二十歳の原点」もあった。これは日記だ。奮起して下さい。まだ、時間はある。
逃避行
再上映で初鑑賞しました!
列車や銀行強盗を繰り返し、頭の良い追っ手から逃げる事が一貫して描かれていて良かったです。
覆面などもせずに明るい時間に犯行を決行するのが、強盗にしては派手すぎると思いました笑😂
途中の音楽『Raindrops Keep Fallin' on My Head』が印象的で映画の雰囲気にあっていました♪✨
最終的に2人で逃げる事になりますが、凄腕の追っ手に追跡されている緊張感のなかで、冗談を言う余裕のある感じが映画らしくて良かったです(*^^*)✨
今、見ても新鮮。
アクションが格好良くない
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