ロング・グッドバイのレビュー・感想・評価
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佳作
猫戻らず
新しいかっこいい男
かっこいいというより個性的な顔のマーロウ
「猫とタバコは探偵の必需品」
その男、フィリップ・マーロウは、深夜、猫に起こされる。
そこから始まる112分の探偵物語には謎とタバコは必須
この映画、まず見ると主役のフィリップ・マーロウのモノマネをしてしまうのは私だけなのだろうか???
タバコの火はマッチに限る。
彼がマッチで火をつけるのを、どれだけ真似したか‥‥
そして何よりカッコいいのが絶対に何があってもタバコをくわえるている事だ。
そのカッコ良さは本編を確認してほしい。
アルトマン映画は、やはりロング・グッドバイか?
そう思わせてくれるほど、この映画はキラリと光る魅力と皮肉で溢れている。
エリオット・グールドがフィリップ・マーロウをやると露骨にハードボイルドが似合う。だからモノマネするのだが、
もう、お気付きだろうが、ここまで私はモノマネの話しかしていない。
「それ、すなわち、モノマネするくらい、この作品が好き」
見ればわかる。
あとアーノルド・シュワルツェネッガーが作品の中にいるので探してほしい。
流石だよ。アルトマン
ハードボイルド
変人の生活を映し続けるだけ
総合:55点 ( ストーリー:50点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
ハードボイルドな雰囲気中で探偵と殺人と女が出てきているのに、犯罪捜査はさっぱり進めない。変な生活をしている人々が登場してその生活をひたすら映し続けるが、いったいこれは何をしているのか。最後のほうで話が急に動くが、話の構成としては褒められたものではない。
シュワルツネッガーが暴力組織の下っ端役で少しだけ登場していた。体つきが凄いが、彼が登場していると言われなければ気がつかなかった、
君を愛してる・・・家族の次に大切に思っている
映画「ロング・グッドバイ」(ロバート・アルトマン監督)から。
故人となった松田優作さんの「探偵物語」を彷彿させる作品、
いや、正確には彼が、この作品の探偵をイメージしたらしい。
ニヤッとするような行動や発言は、観客である私たちを飽きさせない。
愛猫の好物「カレー印の缶詰」がなくなったので、買いにいったら、
あいにく品切れ、わざわざ似たような缶詰を買ってきて、
カレー印の缶詰に中身を移し替え、猫を騙そうとするシーン。
片時もタバコを離さず、画像なのに煙たさまで伝わってくる作品。
自殺しようとする人を追いかけて海に入るのだが、
なぜか慌てて「ネクタイを持っててくれ」とネクタイを外す場面。
聴かれたくない話をするために、傍にいた女性に怒鳴る台詞。
「あっちへ行って、眉毛でも抜いてろ」
どれもがハードボイルド路線からは、ちょっと外れた言い回しに
私のメモ帳は、真っ黒になったが、とりわけこの台詞が好きだ。
「君を愛してる、君ほど惚れた女はいない」と愛を語った後、
「家族の次に大切に思っている」と真面目顔で答えた時は、
「やられたぁ」と笑わずにはいられなかった。
普通の男女が愛を語る話なら(不倫関係でも同じだけど・・)
「君を愛してる、君ほど惚れた女はいない」で終わるけれど、
「家族の次に大切に思っている・・」とは、笑うしかない。
せっかくの作品、こんな会話をメモする人も少ないんだろうなぁ。
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