ロスト・ハイウェイのレビュー・感想・評価
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混乱し、心もとなく
先の見えない闇に向かいひた走るオープニングからすっかりそのシュールな世界に引き込まれてしまい、何度観ても魅力が色あせません。
デビット・リンチ監督、1997年の作品です。
混乱して心もとなく、困り果てながら本当の自由も奥底に感じる、迷い子の感覚そのものです。
中盤は物語上ちょっと眠たくなりますが、うっかり流れを見失うのもこの作品の魅力を損なうわけではないようにすら思います。
主人公の妻レネエを演じるパトリシア・アークエットのグラマラスボディと少女の吐息のような声、大人・ワンダーランドの住人に相応しい。
突然スラリと現れる彼女の裸体だけが、この蜃気楼の世界の中で、たった一つの実体のようで。
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