「デビッド・ボウイも映画の一部です」ロスト・ハイウェイ Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
デビッド・ボウイも映画の一部です
1997年公開。米仏合作。
『インデペンデンス・デイ』で戦闘機に乗って大暴れしていた大統領役のビル・プルマンが主役。
ちなみに本作で主役が住む白い家は、デビッド・リンチの自宅らしい。
デビッド・リンチ監督のテイストがスクリーンから溢れ出さんばかりの作品に仕上がっている。
かの有名な『ツイン・ピークス』以来、すっかりデビッド・リンチのファンになってしまった私。。。
彼の作品(特に『マルホランド・ドライブ』あたりまで)を見続けると、以下の特徴が出てきてしまう。
◆小さな矛盾や多少の理不尽は気づかないフリをする
◆時系列の前後は一切気に留めない
◆妙なキャラクターが急に登場しても自然に迎える
◆起承転、あるいは、起承転転でもイラつかない
◆謎は解くものではなく楽しむもの
◆赤いカーテンが出ると無条件に喜ぶ
◆Don't think, feel.
ざっとこんな感じですね(笑)。
本作は、デビッド・ボウイが主題歌を担当。
ラストシーン〜エンドロール
暗い夜のハイウェイの路面が映し出されるのだが、
その疾走感あふれる映像に重ねられるのが、
デビッド・ボウイの『I'm Deranged』
もちろん映画を観た帰りにサントラ買いました(笑)。
Funny how secrets travel…
デビッド・ボウイの謎めいたボーカルは、
『ロスト・ハイウェイ』の一部です。
よって、☆5.0
コメントする