「前妻の影におびえる新妻」レベッカ(1940) 重さんの映画レビュー(感想・評価)
前妻の影におびえる新妻
ローレンスオリヴィエ扮する英国紳士マキシムドウィンターは、モンテカルロでジョーンフォンティン扮するマリアンと出会い朝食を一緒にと誘った。マキシムは妻レベッカを水死で亡くしていた。マキシムは、過去を忘れさせてくれるマリアンをドライブやダンスに誘ったりした。マリアンは、急に街を出立する事になったが、マキシムに別れを告げに部屋へ行ったところ、マキシムから求婚されマリアンは受け入れた。ふたりは直ちに結婚しマリアンは幸せだった。ふたりが住む誰もが憧れるマンダレーに着いてマリアンはその大きさにびっくりした。ジュディスアンダーソン扮する前夫人と共にやって来たダンバース夫人が家事を取り仕切っていた。マリアンは広い家を見て歩いた。マキシムの姉からは、ダンバース夫人はレベッカを崇拝していたからマリアンには辛くあたるのではないかと言った。散歩していると海辺に古びた小屋があってレベッカの物がありマリアンが入るとマキシムは怒りだしたりした。マリアンは、使用人にもレベッカと比べられると感じていて不安になっていた。マキシムも独りよがりだったかなと言い始めた。レベッカのいとこが出入りしたりして、果たしてふたりの結婚生活はうまくいくのだろうか? 前妻の影におびえる新妻。格が違いを見せつけられる結婚はやっぱり幸せとは言えないね。仮装舞踏会を開いて健気に頑張るマリアンだが、さすがヒッチコック。背筋がゾッとする様な展開に恐れ入ったね。
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