レプティリアのレビュー・感想・評価
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ダメなパニック映画の典型
20分までは我慢して観ていたが、
日頃から迷惑行為をしてそうな 頭の悪い若者たちの、
くだらないバカ騒ぎのシーンに飽き飽きして、
クライマックスまでスキップした。
メインの見せ場であるはずのシーンでも
物理的、生物学的にあり得ないシーンの連続と
盛り上がりの欠ける騒ぐだけの演出に、見るのをやめた。
CGでごまかせない酷い内容
ラストは変。助かった、というだけで解決してないぜ。巨大アニマルパニ...
ラストは変。助かった、というだけで解決してないぜ。巨大アニマルパニックものでこれはダメじゃないの。悪魔のいけにえのトビーフーパー監督作品とは思えん。
ガポーンと一口で桟橋を抉るように丸飲みした場面はインパクトあったが、あとはパリピみたいな奴等がオーマイガーオーマイガーいって逃げまくるB級もの。虫除けスプレーは効果あっても銃弾は効かず。ワニの口から出てる人間の足、CGともに粗い。不満の多く残る映画。トビーフーパー監督なのか。
古き良きパニック映画
20年前にもなる映画。
騒ぐわめく喧嘩する泣き叫ぶのオンパレード。仲間割れは見てて飽き飽きするし、人が丸呑みされたり笑いが入ってくるけど、基本をバッチリ押さえたいいパニック映画だった。
もう建物突き破ってくるワニで大笑いしてしまった。今年の初笑いだった。すごく好きなシーン。
最初姿を現さず、爬虫類の目だけが見えているのも迫力があった。
終盤ワニの大きさが変わるのも笑いを誘うけど、演出が丁寧で好きな映画だ。
トビー・フーパーに謝りたかったので観てみました!
大学生になったばかりの男女8人がソベック湖へと5日間のキャンプにやってくる。山間の細長い湖だったけど、キャンプ場ではなく仲間の一人が地元出身で大きなボートを持っていたのだ。どことなく『ピラニア』(1978)のような雰囲気だったけど、リゾート地といった雰囲気ではなかった。夜になるとクリスタル・レイクみたいな感じ。
いきなり怖そうな保安官たちに注意される若者パリピー。「結局はピザ!それっきゃない」とか「カンザスに帰れ!トト」などと脚本にもこだわりがある(『オズの魔法使』参照)。そのトトと呼ばれたワンちゃんが最後まで活躍するのです。
トビー・フーパー監督のワニパニックといえば『悪魔の沼』(1976)があります。笑える映画だったしタランティーノだって好きなアクヌマ。それをちょっとシリアスに、ウンチクたっぷりに描いていますが、まだCGの使い方に慣れてない感じで、CGとハリボテ実写とのコンビネーションが良くないのです。人が食われるシーンにしても人形感丸出しでした。
キャンプ初日の夜にはホスト役のキットが怖い話をし始めます。呪われたホテルやナイルワニの密輸とか、巨大化して人を襲うようになったとか・・・やっぱり13金の雰囲気ですね。メンバーの中でもトム・クルーズ似の主人公ブレイディと久しぶりに会った高校時代からのガールフレンドのクレアを中心に、彼をカンニングさせた悪友ダンカン、そして1回だけエッチしたサニーが加わり彼らの仲を裂こうとする。他には、すぐに飲みすぎて吐いてしまうハブズが笑えるのですが、湖の桟橋で吐こうとしていたところを巨大ワニに桟橋ごと食われちゃいます。撒き餌なんかするからだよ・・・(笑)
他の登場人物ではアリゲーター牧場を営むシャーキンというおっさんがいるのですが、彼がまた祖父も父も湖に住むワニに殺されたということで、かなり恨みを持っているのです。終盤ではエイハブ船長、ブロディ署長みたいな役どころになってしまいます。また、クロコダイルが「人は食わない」とか「150年生きる」とかを教えてくれるのですが、ちょっと眉唾です。
アニマルパニックものとしてはいかにもテンプレ的な作品ではありますが、低予算でもここまで出来るんだよ~と、楽しませてくれる作品です。そして意外なラスト!親が悲しむから卵を見つけてもむやみに捨てたり食べたりしちゃダメだよ!という優しさまで伝わってきました(まじですか?)。ありがとうフーパー。そしてごめんなさいフーパー。
〈2019.12 wowowにて〉
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