レオン 完全版のレビュー・感想・評価
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寂しくなった。
・初見は20年くらい前で確かVHS。今回、午前10時の映画祭で鑑賞。何回見たか覚えてないけど、冒頭で家族が殺されるシーンで父親が母親と死ぬ前に一回…の所が丁度、中学くらいだったこともあって記憶に残ってた。それがレオンだったのを観ながら思い出した。あとは、ラストにジャンレノが外へ出られそうな刹那、撃たれて自爆する所が寂しくて印象に残っていた。なので、その後はマチルダが学校へ行って観葉植物を植えるシーンに驚いた。更に寂しくなった。
・観る前にナタリーポートマンがレオンに対して不愉快な記憶みたいな記事のタイトルを見て観ながらやや散漫になりかけたけど、後半には忘れていた。実際は現代では不適切と思うという事と、撮影時は楽しかったっぽくて記事をちゃんと読んでから観れば良かった。
・ジャンレノが殺人のプロなのに字が書けないし読めない。それをナタリーポートマンから教えてもらうのが面白かった。楽しいメモは何もなかったのが辛かったけど。
・誰も幸せじゃないし、幸せな未来が見えないのが良かった反面、苦しくもなった。
・完全版は初見で、どこが追加シーンかわからないかなと思ったら概ね合ってた。それだけ、記憶に深く残っていた。
・冒頭でエクササイズして、チャンネルを独占する姉だったけど、ああいう風に殺されると可愛そうだった。母親は音楽に夢中で何も知らず死んである意味幸せに見えた。
・今思えば、父親は何のためにお金をちょろまかしたのだろう。家族のためだったのか、と思うと切なくなってきた。
・エンディングに流れるスティングの曲も寂しさに拍車をかけて、終始寂しい気持ちになった。
久しぶりに観ても素晴らしい
対比が泣かせる
はじめにレオンのドアが開かれるところ。暗かったマチルダにパッと光がさして希望を持つことができたことを表すシーンと、殺し屋家業から足を洗ってマチルダと生きる決意をしたレオンが、光が差すそのドアの向こうまであと少し、というシーンの対比が見事で泣かせる。
途中のイチャイチャシーンは今見ると甘すぎる気もするけど、やはりいい映画だ。
とてもよかった
公開当時に劇場で見たのかレンタルビデオで見たのか思い出せないけど2回目。虐待された少女が性の対象としてやたらとセクシーに描かれていて非常に気まずい。レオンにその気がなくてよかった。そのレオンも殺人のスキルのみに長けており、軽度の知的障害がありそう。マチルダと二人で物まねクイズを出し合う場面がちょっと恥ずかしくていたたまれない。
ゲイリー・オールドマンが若くてかっこよくて憎らしい感じでとてもいい。アクションも派手過ぎなくてよかった。
大人になってから観ると感動できなくなってしまった
映画の作りが秀逸だからこそ気にならずストーリーに入り込めるけれど、かなり雰囲気とナタリー・ポートマンの圧倒的な演技力&魅力で押し切ってる映画だなと思う。
2人の関係性を純粋な愛として受けとるには、マチルダの年齢特有の年上男性への恋描写が多すぎるし、無邪気な子供でただ可愛らしいと受けるには育った環境特有のクールさと殺し屋になろうとする精神的強さのバランスが取れない。そしてレオンも精神年齢が幼すぎて、父親や保護者基準に達していし、純粋な気持ちで惹かれるには理性が働きすぎ&惹かれすぎという見事なバランス。
そしてマチルダに殺し屋稼業を手伝わせる&育てている描写ってかなり残酷で、それをせざるおえない描写も家族が殺されてり自分にも身の危険が…という最初の描写だけなのに不思議と抵抗感がうまれない。
10代で観た時はマチルダに感情移入していて気にならなかったけれど、大人になって鑑賞するとレオンに結構…魅力がない…。ラストは感動的なんだけど、レオンじゃないキャラクターでも同じ感動になったのではないかと。
そして不思議なのは男女の役割が逆だと、この映画の良さは絶対に出せないし、母性愛以上のものは生れないと思う。なので、ナタリーの演技力でカバーできている、ギリギリアウトなロリコン作品だなと大人になり思いました。間違いなく秀作なんだけれど、年齢を重ねて苦手な映画になってしまいました。
オリジナル版より納得
寂しき魂のレクイエム
少女に出会って、止まっていた男の時間(とき)が動き始めた。
男に出会って、少女は初めて大切にされるという居場所を知った。
そんな二人が過ごした時間(とき)を紡いだストーリー。
そこに、命を命とも思わない”もの”を、噛み合わせることで、二人の時間に緊張感がみなぎり、無限であってほしい時が有限となり、永遠となる。
プリミティブな愛。
お互いの存在を必要とし、必要とされる愛。
親子愛にも、恋愛にも似ているし、そういう形をとる場合もあるけれど、生きるために最も必要な根源的な愛。
「愛している」
そんな二人の”愛”だから、私達は胸の奥に大切に仕舞っておきたくなるのだろう。
様々な顔を持つマチルダ。
ローティーンの瑞々しさをこれでもかと振りまいてくれる。
対して、朴訥とした顔を見せるレオン。
白い靴下。豚の鍋つかみ。チョイスが最高。
スタンスフィールドは、玉すだれ越しに見える目ですら、あれだけの狂気(凶器)。
トニーのイタリアンファミリーっぽさが、人生ままならぬことを教えてくれて、切ない。
マチルダ可愛い
二人の絆
最高に最高!そして泣ける!
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