ルパン三世 カリオストロの城のレビュー・感想・評価
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モンキー・パンチでは無い
ルパン1st,2ndのTVシリーズをリアルタイムで見ていた人間からすると、別物としか見れない。
面白い、テンポ良し、切り替えの不自然さ無しと、アニメとして文句の付けようが無いが、子ども向けアニメなどで悪や、毒に、エロを扱っていた時代の人間としては、何かルパン達に、おにいちゃん感はあるのだが、子供が追い付けない大人感が漂っていないのが惜しい。
ルパンシリーズでも宮崎作品でも代表作
総合:90点
ストーリー: 90
キャスト: 95
演出: 85
ビジュアル: 75
音楽: 85
何度も見ていて個人的には流石に見飽きた感もあるのだが、それでもやはりこの作品が傑作であることに変わりはない。70年代の作品という古さにも関わらず、ルパンシリーズにおいても頂点にたつ作品であろうし、宮崎作品の中においても彼の絶頂期のおける特に優れた代表作の一つであろうと思っている。これが公開当時は評価されずに人気がなかったというのが理解に苦しむ。今ならばネットであっという間に評判が伝わるが、アニメがまだ名声を確立する前という時代背景の差でもあろうか。
ルパンシリーズいつもの四人の登場人物たちに加えて、お嬢様育ちなのに命を惜しまぬ勇気と行動力のある可憐なヒロイン・クラリス、権力に取り付かれたいやらしい冷酷な悪役の伯爵、そして伯爵の下で活動する妖しい工作員たちが、それぞれの役割の中で魅力を輝かせている。悪役も魅力がなければ主人公側も魅力が半減するというもの。登場時間は多くないけれども、要所要所で出てくる過去を知る庭番のお爺さんと犬も渋い。巨悪を前にして、ルパンと銭型が協調するのも話が盛り上がる。
物語はアニメらしくわかりやすい。偽札作りで国家を運営してきた歴史の陰部を暴くことと、偶然出会った、悪に閉じ込められたヒロインの救出の冒険活劇である。喜劇的で軽快な前半と、真剣な命のやり取りの後半どちらも楽しめる。また物語のそれよりさらに昔の過去の偶然の経緯が、物語をさらに儚く美しくして華を添える。
ついてこようとするクラリスと、必死で最後の自制心を働かすルパンの気持ちがせつない。ルパンを庇って「あのかたは何も盗まなかったわ」というクラリスに、銭型警部の「いえ、やつはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。」という名台詞と共にクラリスの表情に笑顔が戻り、一服の清涼剤のような感動を残して終わる結末が何とも爽やかで清々しい。
シリーズの定番曲を編曲した乗りのいい曲から美しいバラードまで手掛けた大野雄二の音楽も良い。
ルパンの詩情を嗜むひととき
云わずと知れた宮崎駿初監督作品。
私はあまりアニメを観ない人間だが、今作は例外で、何度観ても飽きない。
DVDはとっくに所有しているが、たまたま金曜ロードショーで見かけ、そのまま最後まで見入ってしまった。
姫との1stコンタクトであるカーチェイスに始まり、塔を猛ダッシュしての連続ジャンプやオートジャイロ、時計台etc.CGでは表現できない躍動感に溢れ、宮崎ワールドの原点ここに有りと云うべき作品である。
ラストで銭形警部がクラリス嬢に語った「奴はとんでもないモノを奪っていきました。あなたの心です」は、あまりにも
有名。
20世紀の映画史に遺る名言と評しても過言ではない。
今作をルパンの邪道やと呼ぶファンは意外と多い。
「ルパンが優しすぎる」
「こんなロリコン野郎はルパンじゃない」
「VSクローン人間こそ真のルパンが在る映画だ」
etc.etc.…
しかし、そういう輩って、各キャラが交わす会話の詩情を全く理解していないと、私は思う。
では最後に短歌を一首
『追憶の 指輪に照らす 時の跡 風は瞬き 乙女を奪う』
by全竜
貴女の心です。
クラリスが可愛い。
みんなを様付けで呼ぶとこがいい。
それにビックリする次元とゴエモンが可愛い。
ルパンと次元がパスタを取り合うシーンが好きです。
塔の上までお姫様を助けにいくシーンが大好き!
旗をぽんっとするとこが可愛いです。
とっつあんもいい味だしてる!
わざと中継入るとこがお茶目です。
最後は少し切ないですが、
またいつか会えたらいいなと思います。
宮崎アニメの原点とも言える名作
ファーストルパンの魅力をたっぷりと再現したアニメ界不朽の名作。
スタジオジブリの原点とも云える作品。
思春期にリアルタイムでこの作品を観た私は、いまだに昭和のアニメ好きから卒業出来ません。
ルパン3世+宮崎駿=名作
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